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「スナップ写真」ってなに?魅力的なスナップ写真を撮るコツを解説!【CURBON写真用語辞典 #28】

「スナップ写真」ってなに?魅力的なスナップ写真を撮るコツを解説!【CURBON写真用語辞典 #28】

2022.12.01
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     スナップを中心に色々と撮影するけど、なかなか思うような写真が撮れないとお悩みではありませんか?スナップ撮影がもっと上手になるコツとテクニックを紹介!   スナップ写真とは?   スナップ写真とは、日常の出来事や風景の一瞬を捉えた写真のこと。何か特別なセッティングをするのではなく、ありのままを写したものです。街角スナップ、人物スナップなどさまざまな種類のスナップがあります。   スナップ撮影のコツは?   魅力的なスナップ写真を撮るポイント8つ紹介!   ①「絞り優先モード」、または「シャッター優先モード」がおすすめ! いずれかの設定にしておくことで、大きな露出のミスが減らせるというメリットが。一瞬をとらえるスナップには非常に有効なモードといえます。   ②さまざまな画角に対応したい人にはズームレンズ、単焦点なら35mmがおすすめ 一瞬を切り取るスナップには、あらゆる画角に広く対応できるズームレンズが便利ですよ。レンズを交換せずとも、瞬時に最適なフレーミングで撮影できます。単焦点なら35mmがおすすめ。少し寄れば50mmの画角で撮ったような写真に、少し引けば28mmで撮ったかのような画角にすることができますよ。   ③シンプルな構図を心がけよう スナップで大事なのは瞬発力。日の丸構図、三分割構図とさまざまな構図がありますが、あれこれ考えていると、大事なシャッターチャンスを逃してしまうかも…。シンプルな構図を心がけて主役が際立つようにしましょう。     ④連写しよう 決定的瞬間を一枚でとらえるのはなかなか難しいもの。「ここぞ」というタイミングに遭遇したら連写をしてみてはいかがでしょうか。その中からとっておきの一枚を選び取って写真の精度をあげましょう。     ⑤余白を意識しよう 被写体の目線の先に少し余白を作ることでストーリー性を持たせたり、主題の周りに余白を作ることで静かな雰囲気を演出したり…。余白をうまく絵の中に取り入れることで写真がワンランクアップしますよ。一般的には右に重心をおくことで安定感のある絵になりやすいと言われています。     ⑥色々なアングルを試してみよう 目線の高さで撮るだけでなく、低い位置や高い位置からなど、さまざまな目線の高さを試してみましょう。いつもと違う目線になることで新しい発見があるかもしれませんよ。     ⑦カメラをいつも持ち歩いてみよう シャッターチャンスは日常の中に潜んでいるもの。普段からカメラを持ち歩くことで、シャッターチャンスに敏感に。瞬発力と観察眼を鍛えましょう。     ⑧スナップ撮影と相性がいいシチュエーションは? 町並み、路地裏、光の反射、人の温もりを感じるようなシーン、通勤や通学などの日常的なシーン…。これらのシーンはスナップ撮影との相性はばつぐん。本格的なカメラもいいですが、軽くて持ち運びしやすいカメラなどもあると、より気軽に撮影できますよ。     「ちょっとそこまで」にカメラを持って行ってみよう ポイントをもう一つ上げるとしたならば、「とにかくパシャパシャ撮ってみる」。今まで見逃していた光景に出会えたり、自分の思わぬ一面が引き出されることも?ほんのちょっとしたお出かけにカメラを持って行くと楽しい発見があるかもしれませんよ。    >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
雨の日の撮影アイデアは?雨の日に役立つアイテムの紹介も。【CURBON写真用語辞典 #27】

雨の日の撮影アイデアは?雨の日に役立つアイテムの紹介も。【CURBON写真用語辞典 #27】

2022.11.30
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     雨の日って撮影しづらいと思っていませんか?でも実は雨の日こそ撮影チャンスなんです!雨の日こそ試したい撮影テクニックを紹介します。   「雨」という素材を生かしてみよう ・雨粒が乗った花や葉っぱにクローズアップ! 雨に濡れた花や葉っぱに注目してみると、小さな雨粒がきらきらと輝いているはず。雫を強調するにはマクロレンズがおすすめ。小さな昆虫になったかのような目線で、自然のきらめきを撮影してみましょう。絞りは開放気味で撮影することでボケ感が強まり、キラキラ感が増しますよ。非常に小さい世界なので、マニュアルフォーカスでシビアにピントを合わせましょう。     ・足元に目をやると…? 晴れの日との大きな違いは、地面が濡れて鏡のようになっていること。さまざまなシルエットが複雑に反射して、晴れの日には決して見られない光景が広がっていることも。雨上がりの青空や、夕焼けの写り込みなどを狙うと、よりドラマチックな写真になりますよ。また、日が落ちてからも絶好のシャッターチャンス。街のネオンや車のライトが反射して華やかな印象に。毎日通っている道もいつもと違う表情を見せてくれるはずですよ。     ・家の窓や車窓にも注目! 雨の中を歩きたくない人にも朗報。絞りを開放にして、窓の雨粒にピントを合わせてシャッターを切ってみましょう。キラキラとした雨粒の向こうに映る景色は、なんだかノスタルジックな印象。ホワイトバランスを蛍光灯モードにすると、写真全体が青みがかり、雨の日のクールな雰囲気が出せますよ。     ・ビニール傘フィルターを試してみよう 雨具にはビニール傘を持っていくと、ソフトフィルターとしても活用できるので便利です。被写体に顔の一部を傘で少し隠すように持ってもらったり、レンズ前に差し込んで全面を覆ったりとさまざまな使い方ができますよ。     ・フラッシュ(ストロボ)をたいて多重露光に挑戦してみよう 「パキッとした印象になるから」とフラッシュを敬遠する人も少なくないかと思いますが、雨の日は思い切ってフラッシュを使って使ってみましょう。ベースとなる写真に、真っ暗な空を背景に雨粒をフラッシュ撮影した写真を重ね合わせると幻想的な一枚に。カメラの多重露光機能を使うほか、画像編集ソフトでも多重露光を楽しむことができますよ。     雨の日の撮影に持っていくべきものは? 精密機械であるカメラは、水濡れにとても弱い機材です。水濡れは故障やカビの原因になり、思わぬ出費を招くことも…。カメラを守るための対策を紹介します。   ①レインカバー カメラ本体の水濡れを防いでくれる、レインカバー。ビニール製やナイロン製などさまざまな種類があり、値段もピンキリ。使い勝手や予算に応じて選びましょう。レインんカバーの中に湿気がこもりやすいので、使った後はすぐにカメラを取り出すことをお忘れなく。   ②乾いたタオル カメラをばっちりレインカバーで包んでいても、カメラを操作する手が濡れていたら、その効果は半減。さっと手が拭けるようにポケットやカバンに忍ばせておきましょう。   ③レンズフード レンズの先端を守るためだけでなく、フレアなどの光を防いでくれるレンズフード。外して撮影する方も多いかと思いますが、雨の日にはレンズ先端に取り付けることで水滴がレンズに付くのを防いでくれますよ。   レンズフードは、フレアなどの光を防いだり、レンズの先端を守るために装着するアクセサリーです。レンズは前に飛び出している分、ものにぶつかる可能性が高くなります。ぶつかったときに衝撃を吸収してダメージを最小限にするのがレンズフードの役割のひとつです。雨のときには、パーカーのフードのように水滴がレンズに付くことを防いでくれますよ。   雨の日も撮影を楽しもう♪ 晴れの日を選んで撮影していた方は、今度は雨の日の撮影にも挑戦してみてはいかがでしょうか?晴れの日とはまた違った世界観での撮影をぜひ楽しんでくださいね。    >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
イルミネーションで「玉ボケ」を練習しよう!玉ボケを作り出す4つのポイントとは?【CURBON写真用語辞典 #26】

イルミネーションで「玉ボケ」を練習しよう!玉ボケを作り出す4つのポイントとは?【CURBON写真用語辞典 #26】

2022.11.30
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     ポートレートや花の背景に入れることで、写真がたちまち印象的になる「玉ボケ」。冬場はイルミネーションで街が彩られているため、玉ボケを練習する絶好のチャンス。玉ボケの撮り方のコツをお伝えします。   玉ボケとは? 玉ボケとは、写真の中で電球などの点光源が丸くボケて写りこんでいるものを指します。条件が整えば、レンズが交換できるカメラなら表現することができるので、特別な機材を新しく揃える必要はありません。     玉ボケを作るためのポイントは? ①点光源を探そう 玉ボケは電球などの光を大きくボカすことで、キラキラとしたボケが生まれます。玉ボケの元となる点光源を探すことが玉ボケの最重要ポイントです。晴れた日は水面や夕陽に照らされた葉っぱなど、太陽の光がさまざまなところに反射して至る所に点光源が出現します。     ②F値は一番小さい値がおすすめ! カメラのF値をなるべく小さい値にすることで、ボケ感が強くなります。おすすめのモードはAv(絞り優先)モード。大口径のズームレンズや単焦点レンズだとさらに大きくボカせます。   ③望遠で撮影しよう さらに大きなボケを狙うためには、なるべく望遠で撮ることも大切なポイントです。ズームレンズの場合は一番望遠側で撮りましょう。35mm換算で70mm以上のレンズを使うと大きなボケが期待できますよ。   ④ピントは画面の手前に合わせよう なるべく手前にピントを持ってくることで、画面の奥が大きくボケて、美しい玉ボケ写真になります。手前に写したい主役が来るように画面構成を考えましょう。     どんな点光源が玉ボケを作りやすいの? イルミネーションなどの光源はわかりやすい玉ボケの材料の一つ。そのほか、木漏れ日や葉っぱの表面の反射、ガラスや金属など方面が光っている素材の反射、水面の反射なども玉ボケの材料になります。日常の中のさまざまな玉ボケの材料を探してみましょう。   レンズに好きな形の被せ物をするだけで、玉ボケの丸を自由な形にすることができます。   玉ボケはキットレンズでも撮れる! 「玉ボケは難しいもの」と思っていた方はぜひ今回の4つのポイントを試してみてくださいね。4つのポイントをしっかり守れば、カメラを買ってきたときについてきたキットレンズでもキレイな玉ボケが作れるはず。もしももっとボカしたくなったら、大口径のズームレンズや単焦点レンズへとステップアップするのもいいかもしれません。冬のイルミネーションで玉ボケ写真を練習して、さまざまなシチュエーションで玉ボケを自在に扱えるようになりましょう。    >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
フィルム写真のことはじめ。フィルム写真のはじめ方、まとめときました。【CURBON写真用語辞典 #25】

フィルム写真のことはじめ。フィルム写真のはじめ方、まとめときました。【CURBON写真用語辞典 #25】

2022.11.24
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     写ルンですが再注目され、SNS上などでも話題になっているフィルム写真。レトロでおしゃれな仕上がりに憧れて、「フィルム写真、始めてみたい!」という方も多いのでは?「でも、何から手をつければ?」そんな悩める初心者さんのために、フィルム写真のはじめ方をまとめました。   フィルムカメラとはどんなもの? フィルムカメラとは、フィルムを使って撮影するカメラのこと。デジタルカメラはメモリーカードなどにデジタル信号として写真を保存する一方で、フィルムカメラは、フィルムに写真が保存されます。フィルムはメモリーカードのように何度も繰り返し使うことはできず、使えるのは一度きり。撮影するたびにフィルムを新しくする必要があるため、コストがかかっていくのが難点ではありますが、温かみのあるレトロな仕上がりが特徴です。     フィルムにはどんな種類があるの? フィルムは大きく分けて35mmフィルムと120mmの2種類の規格があります。     【35mmフィルムの特徴】 35mmフィルムは一眼レフやコンパクトカメラに使用するフィルムを指します。35mmのカメラは様々なメーカーから数多くのフィルムカメラが製造されているため、選択肢が豊富であることが大きなメリット。撮影枚数は24枚〜36枚。     【120mmフィルムの特徴】 35mmの一眼レフに比べるとカメラの選択肢は狭まりますが、フィルムの幅が広いため、より良い画質が得られます。「中判カメラ」とも呼ばれています。撮影枚数は8〜16枚程度でカメラによってその数が変動します。     フィルムには「色」の種類もあるの? サイズの他に、色で仲間分けするとカラーネガフィルム、白黒フィルム、カラーポジフィルムの3種類に分類されます。   【カラーネガフィルム】 カラーネガフィルムとは、「写ルンです」にも使用されている、一番スタンダードなフィルム。フィルム上では色が反転した状態になっています。近くのお店ですぐ現像してもらえるほか、値段もお安め。一番使い勝手がよいので初心者さんにおすすめのフィルムです。     【白黒フィルム】 白黒フィルムとは、レトロな雰囲気を楽しみたいなら白黒フィルムがおすすめ。カラーとはまた違った写真を楽しむことができますよ。現像の道具を揃えることで、自宅で現像できるのも魅力のひとつです。   【カラーポジフィルム】 カラーポジフィルムとは、色が反転するネガに対して色が反転しないフィルムのこと。リバーサルフィルムとも呼ばれています。風景をより鮮やかに映し出してくれるフィルムですが、白飛び、黒つぶれしやすくもあるため、上級者向きのフィルムです。     現像ってなに? デジタルカメラは撮ったその場で写真を確認できますが、フィルムカメラは撮ってもすぐ確認することはできません。フィルムを一本撮り終えてどんなふうに写っているかは「カメラのキタムラ」などの写真屋さんで「現像」という薬液処理を経てはじめてその写りを確認できるようになります。白黒写真は自宅現像も可能ですが、カラーネガフィルムはもう少し高度な現像技術が必要となるため、お店での現像がおすすめです。最短1時間ほどで仕上がり、現像料金は1000円前後の場合が多いです。   現像とセットで注文したい、プリントやスマホ転送 注意したいのは現像=写真プリントではないということ。現像はフィルムが「写真のもと」として見れるようになる処理のことで、そのままでは写真にはなりません。お店で現像をお願いするときはプリントや、フィルムをデータ化してもらいスマホ転送をオプションでつけるのがおすすめです。   どんなカメラを選べばいいの? 一番悩むのがカメラ選び。フィルム以上に種類がたくさんあるので、どこから手をつければいいの?と思ってしまいますが「どんなふうに写真を撮りたいか」をポイントに選ぶことで自分にぴったりなカメラを探し出すことができますよ。   すぐに手に入れたいなら「写ルンです」 今すぐ試せてお手軽な「写ルンです」などの使い捨てカメラがおすすめ。機能は最小限に絞られていますが、フィルムならではのドキドキ、ワクワク感が味わえますよ。   気軽にパシャパシャ撮ってみたいなら「コンパクトカメラ」 カメラに全部おまかせでとにかくパシャパシャ撮ってみたいなら、コンパクトカメラがおすすめ。値段は数千円〜十数万まで幅がありますが、まずは気軽に数千円のものから試してみては?   カメラの操作やシャッター音を楽しみたいなら「一眼レフ」 せっかくだから本格的に!という方には一眼レフがおすすめ。絞りやシャッタースピードを自分で操作することで、写りの違いを楽しむことができますよ。デザインや値段のバランスをみながら、お気に入りの一台を探してみましょう。   フィルムカメラを持っておでかけしてみよう! フィルムカメラってハードルが高いようにも思えますが、「写ルンです」なら買ってすぐ楽しめますし、現像もお店に出すだけでOK!フィルムの面白さにハマったら、ぜひお気に入りの一台を探してみてくださいね。 フィルム写真の作例を紹介する連載はこちら https://encounter.curbon.jp/camera/    >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
今撮りたいのは透明感のある写真♡撮り方のコツは?【CURBON写真用語辞典 #24】

今撮りたいのは透明感のある写真♡撮り方のコツは?【CURBON写真用語辞典 #24】

2022.11.21
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     透明感のある写真の撮り方は? SNSなどで人気の透明感のある写真って憧れますよね。どんなふうに撮ると透明感のある写真になるのでしょうか。その特徴と、透明感のある写真の撮り方のコツを解説します。     写真における透明感とは? 写真における透明感とは、 ・明るく、コントラスト低めな写真であること ・写真全体が少し青みがかった雰囲気であること ・優しい色合いであること などが主な特徴として挙げられます。 透明感のある写真を撮るコツは? ①色合いを揃えよう 透明感のある写真を撮るためのファーストステップは、「画面に写るものの色合いを揃えること」です。透明感が演出しやすい色合いは青や無彩色系の色味。先述したように、コントラストを低くすることも重要なポイントとなりますので、なるべく優しい色味の青や無彩色を意識しましょう。火花や水面に映る光などは写真の中の良いアクセントになりますが、黒や原色などの要素が入ると透明感を損なう原因にもなりますので、なるべく避けるようにするのがポイントです。     ②逆光を意識してみよう カメラが光源に向かっている(被写体の背中側に光源がある)状態を逆光と呼びますが、透明感を写真に取り入れたい場合は特に逆光を意識して撮影しましょう。被写体の横から光が当たる「サイド光」もおすすめですよ。 (逆光についての解説はこちら / 光の向きに関する解説はこちら)       ③「透け感」を意識しよう 色味、逆光を意識してみたのにまだ透明感が足りないと思ったら「透け感」が原因かも?写真の中に写っているものに水やガラスなどの「透けているもの」はありますか?例えば写真の中に陶器など透け感のない素材が写っている場合は、器をグラスなどに変えてみましょう。透明なものを写真の中に取り入れ、逆光で撮影するとキラキラ感が増し、透明感がさらにUPしますよ。   コツをおさえて透明感のある写真を楽しもう♪ 透明感のある写真ってハードルが高そう…と感じていた人も多いのでは?今回解説した3つのポイントをおさえて、透明感をご自身の写真にも取り入れてみてくださいね。      >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
冬だ!クリスマスだ!イルミネーションだ!きれいに撮るポイントをおさえよう【CURBON写真用語辞典 #23】

冬だ!クリスマスだ!イルミネーションだ!きれいに撮るポイントをおさえよう【CURBON写真用語辞典 #23】

2022.11.14
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る   イルミネーションをきれいに撮るコツは? イルミネーションは冬のお出かけの絶好のシャッターチャンス!つい写真を撮りたくなりますよね。何気ない瞬間の写真をワンランクアップさせるために覚えておきたいポイントを紹介します。   ①カメラのモード設定は「Pモード」か「Aモード」がおすすめ イルミネーション撮影において「ブレ」は大敵。おすすめのカメラモードはPモード(プログラム)かAモード(絞り優先)がおすすめです。Aモードの場合は絞りの数値を小さい数字に設定しておきましょう。絞り値が小さい方がシャッター速度を稼げ、ブレを最小限に押さえることができるためです。 (絞りに関する解説はこちら)   ②ISO感度を上げてブレを低減させよう ISO感度を高くするとシャッター速度を早くすることができ、ぶれにくくなります。しかしISO感度を上げすぎると写真のざらつきの原因にも。ISO1600程度を目安に調節してみましょう。   ③暖かみのある感じに撮りたいなら、ホワイトバランスは「晴天」に ホワイトバランスを変えて撮影するだけで印象がガラッと変わりますよ。暖かみのある写真が好みなら「晴天」に、クールな印象が好みなら「電球」に設定してみましょう。見たままの自然な色味が好みならオートでOKです。     ④開放(小さい絞り値)で撮影すると美しいボケに あらゆるシーンで絞り値はどのくらいに設定するか迷うことも多いかと思いますが、イルミネーション撮影では開放での撮影がおすすめです。背景がきれいにボケることで、背景の光源がふんわりとして幻想的な雰囲気に。風景写真として遠くまでくっきり写したい場合は、しっかり絞り込んで撮影しましょう。       ⑤露出補正を加えよう 露出補正を+1.0程度明るく補正し、街全体が明るく照らされている感じを演出するのも素敵です。明るく飛びすぎているところがないかチェックしながら撮影してみてくださいね。   ⑥多重露光に挑戦してみよう さらにキラキラ感をアップさせるために、多重露光も取り入れてみましょう。カメラを多重露光モードに設定して2回シャッターを押して合成するだけで完成。三脚を使える状況ならば、カメラを固定するとさらに精度が上がります。全く違う写真を重ねるときは、一枚目にベースとなる写真を撮影して、2枚目はイルミネーションのキラキラだけをピントをぼかし気味に撮ったものを重ねるとキラキラがより強調された写真になりますよ。 (多重露光の解説はこちら)   ⑦クロスフィルターを使ってみよう レンズ前に装着するフィルターはさまざまな種類があり、中でも「クロスフィルター」は夜景やイルミネーションの撮影にぴったり。イルミネーションの光のきらめきをより強調する効果があります。水面の反射や木漏れ日の撮影でも活用できるので、一つ持っておくと便利です。   ⑧あえて人をぶらして撮ってみよう シャッター速度を少し落として、道ゆく人をあえてぶらして撮ってみるとまた違った雰囲気の写真が撮れますよ。しっかりと脇をしめて、なるべくカメラがぶれないようがっちりホールドしましょう。   カメラを持ってキラキラを探しに行こう 人も街もいつもと違った表情にしてくれるイルミネーション。さまざまなポイントをおさえればきっともっと楽しくきれいに撮影できるはず。お気に入りのカメラとともに、寒さを吹き飛ばすようなキラキラを探しに行ってみませんか?      >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
紅葉写真の撮り方のコツは?スマホでも使えるテクニックを紹介!【CURBON写真用語辞典 #22】

紅葉写真の撮り方のコツは?スマホでも使えるテクニックを紹介!【CURBON写真用語辞典 #22】

2022.11.11
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     紅葉写真の撮り方のコツは? 秋の楽しみといえば紅葉!でもどうやって撮ればきれいに撮れるの?初心者さんでも実践できる5つのコツを紹介します。スマホでも応用できるテクニックも!ぜひお試しください。   ポイント①主役を何にするか ポートレートや料理写真などと比べると、主役がわかりにくいのが紅葉の写真。目を引く紅葉を見つけたら、まずはどこを撮影するか狙いを定めましょう。紅葉全体を捉えた写真ももちろん素敵ですが、初心者さんはよりフォーカスして撮影することで迫力のある写真を撮ることができます。 例えば、「遠景で捉える紅葉した木々」よりも「赤く染まったモミジ」まで絞り込むことで相手に何を伝える写真なのかがより分かりやすくなります。       ポイント②レンズは何を使うか 主役を「赤く染まったモミジ」まで絞り込んだ場合、初心者さんにおすすめのレンズは中望遠のズームレンズ(70mm〜135mmのもの)です。風景写真においては広い範囲を写し撮れる広角レンズが好まれますが、「どう画面の切り取るか」というのはなかなか難しいもの。そこで中望遠レンズの登場!主役をうまく切り取ることで「伝わる写真」を目指しましょう。標準ズームレンズの望遠側でも代用できますよ。     ポイント③逆光を狙おう 逆光とは、被写体の後ろから当たる光のことです。(逆光について解説はこちら / 光の向きの解説はこちら)   目で見た通りの色がクッキリ撮れるのは順光、立体感のある光が当たるのがサイド光、鮮やかな色が出やすいのが逆光ですが、初心者さんにおすすめなのは逆光。光が当たっている紅葉を見つけたら木の下に潜り込んで、木を見上げてみてください。そのときには必ず太陽が自分の正面にくる角度を狙って!太陽の光が葉っぱをキラキラと照らし、とても鮮やかな色になっているはずですよ。   ポイント④露出補正でさらに鮮やかな印象に 逆光はキラキラした印象で撮れますが、少し画面が暗くなりがちです。そんなときはぜひ露出補正を。補正値を+1EV、+2EV、+3EVまで変えてみて、ご自身の好みの明るさを探してみてください。暗さが少し取れるだけでもずいぶん違った印象になるかと思います。     ポイント⑤背景を整理しよう さらに素敵な写真に仕上げるためには「背景の整理」が重要なポイントになります。少し広めの画角で明るく照らされている枝葉に露出を合わせて背景を暗く落としたり、明るい背景の中にクローズアップした葉っぱだけを配置してみたり…。空を背景にすれば白バックで紅葉を捉えることも。背景がスッキリするように切り取り方を考えるだけで「映える」写真になりますよ。     今年こそ自分だけの紅葉写真を! 自然を切り取る写真ってなんだか難しいイメージがありますが、ポイントを押さえるだけでその仕上がりは段違いによくなるはず。機材はもちろん万全で、寒さ対策もばっちりで紅葉スポットにお出かけくださいね    >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
カメラやレンズってどうやって保管すればいいの?気をつけたい4つのポイントを紹介!【CURBON写真用語辞典 #21】

カメラやレンズってどうやって保管すればいいの?気をつけたい4つのポイントを紹介!【CURBON写真用語辞典 #21】

2022.11.11
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る     機材の保管方法は? 機材を買い揃えていくうちにどんどん増えていくレンズ。自宅ではどのように保管していますか?機材を長く使うために、保管方法も知識に入れておきましょう。保管に役立つ4つのポイントと、保管に便利なアイテムを紹介!   ポイント①使用しないときは専用ケースで保管しよう そのまま外に出しっぱなしにしておくと、レンズやボディの隙間にホコリが入り込むことが。カメラやレンズにとって湿気とホコリは大敵となりますので、長く使うためには専用の密閉ケースの使用がおすすめ。防湿庫という本格的なケースもありますが、少々値が張るため、まずは専用ケースを検討してみては?カメラを使用しないときは、風通しのいい場所で専用ケースに入れておきましょう。   ポイント②湿気の多い場所や直射日光が当たらない場所で保管しよう カメラやレンズの保管に適している湿度は40〜50%。湿度がこれ以上になると本体、レンズにカビが生えることも…!かといって、毎日日が当たるようなところでの保管も劣化の原因になります。自宅でカメラやレンズに環境のいい場所を探しましょう。   ポイント③掃除をしよう 外で撮影してきたら、片付ける前にレンズやボディを掃除することを習慣化させましょう。指紋、油脂はカビの原因や故障の原因にもなるほか、ホコリがレンズや本体内部に入り込むと写りに影響が出ることも。カメラやレンズを拭き取ったり、レンズや本体のホコリをブロアーなどで吹き飛ばして綺麗な状態で保管しましょう。   ポイント④除湿剤を使おう とにかく湿度を嫌うカメラ。密閉ケースで保管する際や、持ち運びの際には除湿剤を入れておくことで40〜50%の湿度をキープできます。古くなると効果が無くなってしまうこともあるので、必ず使用期限もチェックしましょう。100円ショップなどでも手に入る湿度計をボックス内に入れておくとさらに安心です。   「防湿庫」や「密閉ケース」とはどんなもの? 【防湿庫】 カメラの保管にはこれが一番おすすめ。少し値段は張りますが常に湿度が保たれるため、乾燥剤を取り替えたり、湿度を気にしたりしなくてもOK。レンズやボディをホコリから守ることもできます。種類やサイズも豊富で外から鍵がかけられるものもありますよ。ガラス張りになっているので、どこにどんな機材があるかもひと目でわかるのも嬉しいポイント。   【密閉ケース】 電源を取れない、防湿庫よりもっと手軽に、という人におすすめなのが密閉ケース。ドライボックスで検索すると専用のものが出てきます。軽くて安いのが大きな魅力です。専用のものもありますが、ホームセンターや100円ショップのプラスチックケースに乾燥剤と湿度計を入れればドライボックスに早変わり!あまりコストをかけたくない人におすすめです。 これはNG!ついやってしまう保管方法 ついついカメラバックに入れっぱなし、という人はいませんか?レンズやカメラは繊細な精密機械であるということをどうかお忘れなく。カメラバッグの中に入れっぱなしだとカビの原因やホコリが入りやすいなどのリスクも。きちんと決まった場所に保管することで水準器やバッテリーなど小さな部品の紛失も防ぐことができますよ。     大切に扱って長く使おう カメラがなければ写真は撮れません。つまり、カメラを大事にできなければ結果的に自分の首を絞めることにもなり得ます。自分のスタイルに合わせた保管方法でカメラを長く大切にしていきましょう。      >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!  
中古フィルムカメラや中古レンズを買うとき気をつけたいことは?8つのポイントを紹介!【CURBON写真用語辞典 #20】

中古フィルムカメラや中古レンズを買うとき気をつけたいことは?8つのポイントを紹介!【CURBON写真用語辞典 #20】

2022.11.10
<<【CURBON写真用語辞典】用語一覧へ戻る      中古レンズや中古カメラを買うときのポイントは? 人から人へと渡ってきた中古のフィルムカメラやレンズ。同じ製品でも、コンディションはさまざまです。せっかくなら状態のいいものを長く使いたい!この記事では、中古でフィルムカメラや中古レンズを購入する際に気をつけたいポイント8つを解説します。   ポイント①外装に傷はないか 手に取ったとき、まずは外装に大きな傷がないか必ずチェクしましょう。凹みや傷がある場合は、前の持ち主がぶつけたり落としたりなどの衝撃を加えてしまっている可能性が。実店舗の場合は店員さんに確認したり、動作確認をお願いしてみましょう。ネットショップの場合は備考欄をチェックしたり、気になる場合は出品者にメールなどで確認を。     ポイント②「モルト」は劣化していないか 裏蓋を開けたときに見える黒いスポンジを「モルト」と呼びます。これはカメラに余計な光が入ることを防ぐほか、開閉時の衝撃を和らげる効果があります。劣化しやすい部分の一つでもあり、モルトがボロボロになっていたり、剥がれていたりする場合も。状態がひどい場合はお店で交換が可能か確認するほか、手先が器用な人は交換手順を聞き、自分で交換するという手もあります。     ポイント③ファインダーは汚れていないか もし可能なら、ファインダーを覗かせてもらいましょう。中古品はファインダー内にホコリやカビ、曇りが出ていることもしばしば。あまりにも状態がひどいと撮影時のストレスとなりますので、事前によく確認しましょう。     ポイント④電池室は汚れてないか 長い間電池を入れっぱなしにしていたものが液漏れしていた経験はありませんか?カメラも同じように、長い間入れっぱなしになった電池が液漏れを起こすことがあります。液漏れが起きると、電池室の金属が腐食することも…。通電に支障をきたすこともありますので、なるべく電池室がきれいなものを選びましょう。     ポイント⑤シャッターは切れるか ジャンク品を除いて、お店に出品されているものはシャッターが切れることはチェックしてあるはずですが、改めて確認を。シャッターがちゃんと切れるだけでなく、ちゃったースピードが正常かどうかも大切なチェックポイント。お店の人に頼んで、裏ぶたを開けた状態で高速、中速、低速、とシャッターを切ってもらうことでシャッター幕の開閉時間を確認してもらいましょう。     ポイント⑥ 内蔵露出計は作動しているか 露出計内蔵型のカメラを買う場合は、必ず露出計が正しく作動しているかチェックを。明るいところと暗いところと、それぞれカメラを向けて露出計が作動してるか確認します。「写真を撮る」という目的に対してはマストの機能ではありませんが、露出計が使えるに越したことはありません。   ポイント⑦レンズの中はきれいか 交換レンズを購入する際に気をつけたいのがレンズの中の汚れ。レンズを照明などの明るい方に向けてゴミやカビのほか、くもりがないか確認してみましょう。レンズの前側とボディに装着する側と両方ありますが、特にボディ側に傷がないかチェックしてくださいね。     ポイント⑧ピントや絞りリングはなめらかに動くか 中古レンズはマニュアルフォーカスのものも多いので、ピントリングがなめらかに動くかどうか必ず確認を。絞りリングのチェックも忘れずに!   掘り出し物を探しに行こう! メーカーから発売される新品に比べると、中古品は注意すべき点がたくさん。けれども、中には状態のいいものが安く売られている場合も。また、古いものだからこその味があるレンズも魅力のひとつですよね。8つのポイントを抑えつつ、店員さんや売主さんによく確認して掘り出し物を探し当ててくださいね。      >>【CURBON写真用語辞典】用語一覧はこちら >>【CURBON写真用語辞典】コラム記事一覧はこちら       写真がもっと上手くなりたい!というあなたへ「CURBON+」をご存知ですか?  CURBON+(カーボンプラス)とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。 CURBON+の詳細はこちらからご覧ください!