CURBON MEETだからできる“ここだけの話”

アーティストへの質問の場、交流の場として開催している「CURBON MEET(カーボン ミート)」。
CURBON MEETでは、CURBONの写真教室で講師として活躍するアーティストを中心に、フォトグラファーやクリエイターをゲストに迎えて行なっています。

 

6月8日(水)のゲストは、懐かしさと温かみを感じられる日常スナップを得意とするアーティスト・イノウエさん。

今回のCURBON MEETでは、事前に参加者の方からご質問やご相談をお寄せいただき、その内容への回答やアドバイスを中心にお話ししました。

 

Twitterへのアドバイス

今回のMEETの中で上がった話の一つにTwitterの運用方法があります。

参加者の方から「前回のイノウエさんの教室(2022年3月)を受けて、ツイッターを始めてみました。でもいまいちどう使っていいかわからなくて…」とご質問いただいていました。

 

イノウエさんからのアドバイスとして、お伝えしたのは「始めたばかりの頃こそ、相手に自分をきちんと伝えることを中心に考えた方がいい」ということ。

 

実際にご本人のアカウントを見ながら一つずつ丁寧にアドバイス。

 

お花の写真を中心に掲載されていたSさんに対して、

「お写真とても上手ですね!写真アカウントの人はメディア欄を見にいくことが多いので、テーマを花と決めたら、花を中心に投稿して統一感を出すといいかもしれません」

といった全体的なところから、プロフィール文、投稿の写真の載せ方、投稿文とハッシュタグ、フォロー・フォローバックに関する話など、細分化してコメントしていきます。 

Instagramとは運用の方法が異なってくることも話に上がり、どうすれば自分のSNSアカウントを伸ばすことができるのかを、これまでの経験からお話しいただきました。

 

かなり詳細にご説明いただいたことで、他の参加者さんからも「Twitter、自分もちゃんと運用してみようと思います!」という嬉しいお声も上がるほど。

他の方の相談や質問は、自分にはない視点であることも多いですよね。

 

 

日常スナップの視点

前回の教室にもご参加いただいた方からのご質問です。

イノウエさんの写真を見てるとすごく素敵だなと思う反面、「日常生活の中でこの部分がこんなに素敵に見えてるんだなあ。感度が高いんだな」と思うことがたくさんあります(自販機だったり、コンビニの看板だったり…)。
どんなものに着目してるのかや、そもそもインプットする中で磨かれているのかなどのお話が聞きたいです。

 

また、他の方からも「どういった視点で切り取っているのか。撮り方を知りたい」と寄せられていました。

 

「“撮り方”というと、レンズや技術的な部分と、物に対する感度をどうやって高めるかの2つの話になってくるので、順番にお伝えしますね」とイノウエさん。

「日常写真はどうしても地味なものになりがち。だからこそ、光の使い方と構図が大切です。オールドレンズを使うと、簡単に光の表現ができるのでおすすめですよ」と、普段自分が使っているオールドレンズやおすすめの機材、使い方などをご説明いただきました。

 

「感度を高めるという話で言うと、映画を見ることと、街の隅々まで見ることが大切だと思っています。どれだけ『見たことあるなあ』で終わらないようにするかを考えていますね」とのこと。

「写真って、見えているものがゴールだとしたら『何を撮ろうかな(What)』『どう撮ろうかな(How)』の2つの要素が組み合わさってできていると考えてます」。

イノウエさんのどこか懐かしさを感じる写真は、こういったところから生まれているのですね。

 

教室でも簡単にお伝えはしていますが、より深く聞きたいと思ったことを直接聞けるのはMEETならではではないでしょうか。

 

 

参加者の方からのご感想

素敵なご感想も頂戴したので、ここで少しご紹介します。

ほがらかな雰囲気のミートで、1時間30分があっという間でした。
Twitterを始めたところで、よく分からず放置していた部分も丁寧にアドバイス・ご説明くださってとても助かりました。疑問点が解消して、すっきりしました。さっそく実践してみようと思います!
他の方の質疑応答も勉強になることばかりで、とても楽しい時間でした。

 

講座では聞ききれないような濃い内容がたくさん聞けて、1時間半があっという間でした。
SNS運用をはじめ、日常写真のコツや感度の高め方などいろいろな視点からの話が聞けたので、取り入れやすいことから1つずつやっていきたいです。
またぜひ開催してください…!

 

アカウントや作品の見え方と見せ方について、非常に緻密に分析し実践されていることがわかりました。
クリエイターは主観を可視化するのが業でありながら、常に他者目線を忘れずに、自分の行動や作品を客観視する姿勢は敬服します。やはりそれだけの数字をお持ちの方だなと思いました。戦略の部分で大変勉強になりました。
 

 

いつも目にするのに切り取ってこなかったものを切り取ってみる。とてもシンプルだけど、写真の深さを知るためにはとても勉強になりました!
イノウエさんの考え方や視点を知れて、ますますこれからの写真が楽しみです!ありがとうございました!

 

 

今後もCURBON MEETは定期的に開催予定です。 

写真教室やCURBON MEETへのご参加はサブスク型の写真教室「CURBON+」から。
皆さんのご参加をお待ちしています!


 

■今回のCURBON MEET

・開催日時:2022年6月8日(水)20:00-21:30
・形式:オンラインミート(CURBON+会員限定)

 

■今回のゲスト

イノウエ

▼Twitter
▼Instagram

2000年生まれ千葉県出身、大学在学中。

コロナ禍で大学生活の行き詰まりから、写真を始める。
「心を動かす、何ともない素敵な日常。」をテーマに撮り続ける。
1年半でSNSの総フォロワー数は現在9万人と、人気急上昇中のフォトグラファー。
雑誌やメディア掲載から企業とのタイアップなど、若くして活動の幅を広げている。