CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|斎藤朱門さん

CURBON写真展を振り返る記事もいよいよ最終回となりました。
 
「CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー」アーティスト編です。
 
今回、お話をうかがったのは、写真展のど真ん中で、目を引く風景写真を展示してくださった朱門さん。
 
ポートレートの展示が多かった本写真展で、数少ないランドスケープフォトグラファーとしてご参加くださったきっかけや、そもそも写真を始めた経緯などについてお伺いしました。
shumon
 
斎藤朱門(@shumonphotography)
日本に拠点におくランドスケープフォトグラファー。
2013年カリフォルニアにて、とあるランドスケープフォトグラファーとの出会いをきっかけにカメラを手に取り活動を始める。
海外での活動中に目にした作品の臨場感の素晴らしさに刺激を受け、自らがその場にいるかのような臨場感を出す撮影・レタッチテクニックの重要性を感じ、独学で風景写真を学び始める。
自身がその時見て感じた自然・風景の素晴らしさを、自身の作品を見てくれる人々にも同じ様に伝えたい…その想いから現在も日本のみならず海外へも訪れ、精力的に自然を撮り続けている。
 
ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、朱門さんのことをまだあまり知らない方もいらっしゃると思うので、まずは、ご自身の写真との関係性をお聞きしてもいいですか?
 
はい、よろしくお願いします。
 
ー朱門さんと写真の出会いはどういうものだったのでしょうか?
 
僕は、もともとカリフォルニアに住んでいたのですが、アメリカでは、「アートフェア」 というものが定期的に開催されています。
 
そこで、たまたま見かけた一枚の写真に惹かれたのがきっかけです。
 
とあるアートフェアで見かけた風景写真があったんですね。
 
その時はなんとなくいいな〜と思っていただけだったんですけど、翌週別のアートフェアで、なんと同じ写真に出会ったんです。
 
それがきっかけで写真の世界に入り込むことになりました。
 
ーそれは導かれたような出会いですね。
 
だから、アナログな場、展示、プリントに思い入れがあるのかもしれません。
 
リアルな場ならではの、偶発的な出会いというか、たまたまそこにあったからというのがきっかけになることも少なくないと思うんですよね。
斎藤朱門_CURBON_1
ーCURBON写真展に出展したきっかけはどういうものだったのでしょう?
 
別所さん(@takahiro_bessho)にお声がけいただいたのがきっかけです。彼とは長い付き合いで、おそらく私が写真を始めた2013年頃からですかね。
 
事前情報は、「渋谷でやるよ」くらいしか聞いていなかったのですが、彼のお誘いならと引き受けました。
 

大勢はめんどくさい、でも、大勢だからこそできることがある。

斎藤朱門_CURBON_2

 

ー普段、個展も開かれていて、展示には慣れていらっしゃるのかと思うのですが、実際、大規模なグループ展に参加されてみていかがでしたか?
 
ネガティブなことから言ってもいいですか?(笑)
 
情報共有が上手く為されていなかったのは不安でした。
 
人数の加減や関係者が多いこともあり、なかなか伝達が難しかったというのもあると思うのですが、なんとなくイメージしていたものと違うなと、途中からはあまり乗り気にならず。やっぱり60人もいるとお互いの顔が見えない不安もありました。
 
ただ、あることがきっかけで、展示や在廊へのモチベーションが高まりました。
 
写真展前日のレセプションの時、プロジェクトを担当してくださっていたケンタさん(@kenta_soyoung)が涙をこぼしてこれまでの想いやエピソードをお話ししてくださりました。
 
あの瞬間を見て、力になりたい、頑張ろうと思えたので、結果的にかなり多くの日数在廊することになりました。
 
ーたしかに、大勢でやるからこそ面倒なことはたくさんあって、でも大勢でやるからできること感じるものがありますよね。
 
そうですね、個展は個展で自分のこだわり、世界観を思いっきり表に出せるのですが、グループ展になると周りのアーティストさんとのバランス、お客様の層が全く違うということも念頭に置いておかなければなりません。
 
また、今回は、CURBONのお客様は、普段だとあまり触れ合わない若い層だったので、そこは期待の大きかった点でした。
 
ー特に今回の写真展で印象的だったエピソードはありましたか?
 
それこそ普段、個展だと関わらないであろう、若い層である高校生に目に留めてもらったり、「これは絵ですか?」と聞かれたり、新鮮なやりとりがありました。
 
結局、せっかくなのでいつもとは違う層の方々と関わりたいなと思い、かなりの日数在廊する形になりました。
 

「物」があれば「語り」が生まれる

斎藤朱門_CURBON_3

今回、「ストーリー」というテーマでしたが、特に何か物語をこちらで作ったわけではなくて、何か感じてもらえたらいいなととにかく好きな写真を展示しました。
 
写真展では、こちらから何か押し付けなくても、見る人それぞれが好きなように何かを感じたり考えたりできるのがいいですよね。
 
また、自分がいいと思うものをあえてグループ展で出すことにより、どう受け入れられるのかが分かったのも良かったです。
 
今後も、個展を中心に展示を続けていくので、ぜひ見に来てください。
 
編集後記
朱門さんの風景写真は、SNSでは伝わりきらない魅力がたくさんあり、画面のスクロールではなく、一枚と対峙してはじめて見える、感じられるものがありました。
個展、グループ展、展示にもまだまだ深みがありそうです。

 

Writer:東/Illustrator:伊藤

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