「平成レトロ」な写真が撮れる「コンパクトフィルムカメラ」とは?【CURBON写真用語辞典 #04 】

Instagramなどで見る、雰囲気あるフィルム写真って憧れますよね。光がふわっとしていたり、しっとりした空気感だったり…。「自分も撮ってみたいな」と思っても、フィルムの値段はますます高騰する兆し。
「失敗したらお金がもったいないし、なんだか難しそう」と尻込みするあなたにおすすめしたいのが「コンパクトフィルムカメラ」です!
論より証拠、まずはコンパクトフィルムカメラで撮影した作例を紹介します。
コンパクトフィルムカメラの作例


コンパクトフィルムカメラで撮った写真を一言でまとめるとしたら、とっても「エモい」んですよね。はっきり写りすぎない写りは少しレトロで、ちょっとブレてることもあるけどそれもなんだかおしゃれ。少し淡い色合いも儚くて、写ってる人も心なしかリラックスした表情のような…。
こちらで紹介している作品はもちろん修正なし。そんな素敵な魅力がたくさんのコンパクトフィルムのこと、もっと知りたくありませんか?
コンパクトフィルムカメラとは?
一眼レフのフィルムカメラと比べて、軽量でコンパクトなフィルムカメラの総称です。種類によってさまざまですが、手に収まるタイプのものが多く存在しています。
レンズ付きフィルムの代表格である「写ルンです」は、撮影したら一回きりで本体ごと交換することになりますが、コンパクトフィルムカメラは一度本体を買ってしまえばフィルムを交換することで何度も繰り返し使うことができます。「写ルンです」のようなシンプルな操作性はそのままで少しお得にフィルム写真を楽しむことができます。
コンパクトフィルムカメラのメリット
1.小型で軽量であること
コンパクトフィルムカメラはその名の通り、とてもコンパクトなボディ。一眼レフカメラを持って出かけても、ネックになるのはその重さ。交換レンズをたくさんカバンに詰めたけど、取り出すのがおっくうで思ったほど写真が撮れなかった…ということはありませんか?コンパクトフィルムカメラなら、レンズも一体型だからカメラをさっと持ち出すだけでお出かけの準備は完了。どんなときでもカバンに忍ばせておけるサイズ感です。
2.操作が簡単であること
カメラによりその機能はさまざまですが、基本的には押すだけの簡単操作。フィルムさえ入れられれば、誰でも手軽にフィルム写真を楽しむことができますよ。ふとした瞬間を切り取るスナップや、一瞬を逃したくないお子さんの写真を撮影するのにもぴったりです。
きっと見つかるお気に入りの一台。どんなカメラが好きですか?
「写ルンです」のように、押すだけの簡単な機種としては
- Kodak M35
- Kodak F9
- Kodak EKTAR H35
- Kenko DSC Pieni
- Lomography Diana Mini & Flash Package
などが人気の機種です。
Kodak EKTAR H35
こちらは2022年7月に発売されたばかりのKodak EKTAR H35。ちょっとレトロな見た目と、可愛らしいカラーリングがSNS上などで話題となり、発売当初は売り切れ続出。手になじむコンパクトなボディであることはもちろん、その重さはなんと約100g。ポケットにさっと入れて持ち運べるほどにお手軽です。
押すだけの手軽さに加え、カメラが自動で手ぶれしないシャッター速度に設定してくれたり、フィルムの巻き上げを自動行ってくれるなどの機能が備わった高性能な機種としては
・Canon Autoboy シリーズ
・OLYMPUS μ シリーズ
・RICOH R1
・RICOH GR シリーズ
・FUJIFILM NATURA シリーズ
などが人気の機種です。
なお、こちらは多くが中古品となりますので、中古カメラ屋さんで店員さんと相談しながら買うと失敗が避けられますよ。
Konica BIGmini(コニカ ビックミニ)
Canon Autoboy S2(キャノン オートボーイS2)
FUJIFILM KLASSE(富士フイルム クラッセ)

PENTAX ESPIO 120SW(ペンタックス エスピオ 120SW)

Canon Autoboy WT28(キャノン オートボーイ WT28)
他のさまざまなフィルムカメラの作例はENCOUNTER MAGAZINEでも紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
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