写真を学ぶ第一歩。「アングル」って何だろう?「ポジション」と一緒に覚えて写真の幅を広げよう!【CURBON写真用語辞典 #07 】

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旅行先で素敵な写真が撮れたら、休日に訪れたカフェでケーキのおいしそうな写真が撮れたら、子どものかわいい写真が撮れたら…とカメラを買ってみたものの、なかなか思い通りの写真が撮れないとやきもきするもの。

感じたままに写真を撮るのももちろん大切ですが、ちょっとしたコツを覚えるだけで写真がワンランクアップ!今回は「アングル」と「ポジション」について解説します。スマホで撮影する時にも応用できるテクニック満載ですよ。

 

アングルとは?

「アングル」とは、カメラの角度のことを指します。上から見下ろすような角度で撮影する「ハイアングル」、カメラを水平に構えた「水平アングル」、下から見上げるように撮影する「ローアングル」の3種類に分類されます。

 

ポジションとは?

「ポジション」とは、カメラを構える高さのことを指します。こちらもアングルと同じように3種類に分かれています。目線よりも高い位置でカメラを構えることを「ハイポジション」、目線の高さでカメラを構えることを「水平ポジション(アイレベル)」、目線よりも低い位置でカメラを構えることを「ローポジション」と言います。

 

アングルが変わると何が変わるの?

■ハイアングル

ハイアングルは見下ろして撮るアングルのため、客観性やかわいらしさを表現するのに適しています。

ハイアングルの代表的な例としては料理写真が身近な例です。料理写真は斜め45度と真上から撮る「俯瞰」撮影がよく使われるアングルです。料理のおいしさを強調したいときは斜め45度で撮り、盛り付けやテーブルセッティングまでしっかりと見せたいときには俯瞰で撮影するなど使い分けると同じシチュエーションでも印象の違う写真を撮ることができます。

 

人物や動物の場合は、ハイアングルで撮影すると顔が大きく、体が小さく写ることでかわいらしさやあどけなさが強調されます。被写体にカメラ目線をもらうことをお忘れなく!自然と上目遣いになり、しっかりと表情も写るためより印象的な写真になりますよ。

展望台で撮影する写真もハイアングルの写真で、ハイアングルとハイポジションを組み合わせた例といえます。旅先などで街並みを撮影するときは広角レンズを使うのもおすすめ。街並みを壮大に表現することができます。

 

■水平アングル

水平アングルは、普段見ている景色とあまり変わらない角度のため、自然な見え方をするアングル。安定感や安心感を与えます。

水平アングルの代表的な例としては、証明写真を思い出してもらうとイメージがつきやすいかと思います。被写体の姿や形を見たままの形を伝えられるため、動物の写真、お花の写真、商品の撮影などによく使われるアングルです。また、ハイアングルで撮影する子どもの写真はかわいらしさが際立つ写真でしたが、水平アングルで撮影すると、友達や兄弟のような目線になります。日常のひとコマを自然に切り取ったような印象に。

 

 

■ローアングル

ローアングルは見上げて撮ることで、堂々とした感じや凛々しさを強調できるアングルです。下から上に向かってカメラを向けることを「あおり」とも呼びます。目を惹きつけるような写真にしたいときにおすすめです。

人物撮影においてはかわいらしさが強調されるハイアングルに対し、ローアングルはかっこよさが強調されるアングル。脚長効果もあるので、被写体をスタイル良く撮りたいときにもおすすめです。車やバイク、建物などはローアングルで狙うと空を入れ込むことができ、ダイナミックでかっこいい印象にすることができます。ハイアングルやローアングル撮影時は、モニターが可動式の機種の場合は、モニターの位置を調節しながら撮影すると楽な姿勢で撮影できますよ。

 

 

いろんなアングルとポジションを試してみよう!

特別な機材を用意しなくても写真の印象をガラリと変えることができる、アングルとポジション。ぜひいろんな組み合わせを試してみてくださいね。

 

 

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