スマホ撮影の三大鉄則|何気ない瞬間を鮮やかに捉える方法が知りたい!

 
電車の中でふとした時にスマホを開いてInstagramのタイムラインを流し目にスクロールした時、思わずハッと目をとめてしまう写真を見かけたりしますよね。
 
高画質で構図も完璧な数々の写真を眺めていると、「何の機材を使って撮ったんだろう」、「私にはちょっと難しそう」と感じる人も少なくはないかもしれません。
たしかに、近年のInstagramには本気でフォトグラファーとして投稿をして知名度を上げているアーティストも一定数存在します。
さらに、学生や社会人が余暇を使って精力的にカメラを持ち歩く「写真活」をしているという事例も多いと思います。
 
ですが、本格的な一眼レフやミラーレスを買うとなれば値段も高くつきますし、最初からいきなり機材をそろえるのは勇気がいりますよね。
ただ、そこまで真剣に写真を極めたいとまで思わない人でも、いつものスマホカメラでもっとお洒落な写真を撮りたい!という願望を持つ人は大勢いるのではないでしょうか。
 
そのようなジレンマを解消するために、今回は「スマホでおしゃれな写真を撮影する3つのコツ」を伝授します!
 

1.「光」の入れ方で魅せる

理想的な写真を撮るために必要不可欠な条件のひとつが”自然光"です。
カフェなどの室内でも、ライトによる人工的な光のもとで撮るのではなく、自然光が差し込みやすい窓辺の席を意識的に確保するといいでしょう。
下の写真の中でも、クロワッサンの表面やドリンクに浮かんだ氷に光があたり、ナチュラルな色彩に映えるため、ヘルシーさやお洒落な雰囲気を捉えることが出来ます。
また、光が差し込んでいない暗い部分とのコントラストを意識することで、メリハリがつき、より魅力的で引き込まれる写真が撮影できます。

 

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2.水平・垂直のバランスはシャッターを切る前に決める

撮影した写真をSNSに投稿する時、「あれ、何かがおかしい...バランスが良くないな。」と感じたことはありませんか?
その原因は、写真の中の水平・垂直バランスが乱れていることにあるのです。
下の2枚の写真を見てください。
左の写真では、構図全体が斜めに傾いているだけではなく、軸が手前のお盆に置かれているため、写真の奥の方が歪んで見えます。
右の写真は、真上から撮影することにより軸が2つのお盆の中心に置かれ、水平・垂直双方にバランスが保たれています。
このようなバランスは、撮ってしまった後に編集で修正しようとするとどうしても不自然な印象を残してしまうため、撮る瞬間にバチッと決めたいものですよね!
ポイントは、メインの被写体だけでなく、テーブルの角やお盆、特に四角いものに目を配るときれいに水平・垂直が保たれます。
 
 

3.被写体と周辺の「動き」を味方に

近年Instagramなどでより人気になる写真は、全てを予めセットして「完璧」な状態を写したものではなく、その場の空気感や生き生きとしたシチュエーションを捉えたものが多い傾向にあります。
一緒にいる友人を撮影する時も、声をかけてポーズをさせるのではなくふとした瞬間にシャッターを押すのがポイントです。
何となく道を歩いているところやコーヒーに砂糖やミルクを加えている手元など、日常的に発生する「動き」を見逃さずに切り取りましょう。
屋外で風が吹いている状態や植物の影が揺れている場面なども、その場の空気感のこもった「一度きりの写真」を残すためには大切な要素です。

 

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以上、スマホカメラだけで、おしゃれな写真を撮るための三大鉄則でした。

もっと詳しく知りたい、実践を通して気軽に上達させたい、という方はこちらの動画講座を参考にしてみてください。

 
Photographer/Director:misuzu (Instagramアカウント:@pettit0524)
Writer:田邊,東