写真がエモくなる「前ボケ」ってなに?【CURBON写真用語辞典】
前ボケとは、
被写体の前方を意図的にぼかすこと
読み方は「まえぼけ」。
主役の手前に草花など、ぼかす何かを配置することでボケを作ることができます。
前ボケを効果的に使うことで奥行きが出たり、ふんわりとした雰囲気をプラスしたりすることができます。
幻想的で“エモい”印象になるので、草花の写真やポートレート撮影にぴったりの表現方法です。

柔らかく美しい前ボケを撮るコツは4つ
- 望遠レンズを使い、望遠側で撮影する
( FE70-200mm のレンズの場合200mm側のこと)
- 絞りを開放にする(F値を小さい値に設定する)
- 前ボケに使うものはレンズに近づけ、被写体と距離を離す
- レンズの「最短撮影距離」で撮影する
SONY α7Ⅳ × FE70-200mm (開放値F2.8)の
組み合わせで撮影する場合
レンズのズームリングを200mmにセットし、絞り値をF2.8に設定。
望遠ズームレンズを一番望遠側である200mmにセットし、主題の被写体に近づいたり、遠ざかったりしてピントを合わせることができる最も短い距離を探ります。
カメラを構える位置が決まったら次は、前ボケを調整します。
レンズに前ボケにしたい被写体を極力近づけて、主題となる被写体が引き立つよう、重なり具合を調節します。
ぜひ前ボケをいれた写真にチャレンジしてください!
レンズの「最短撮影距離」で撮影することで、レンズのボケ味をしっかり生かすことができます。また、デジタルカメラの最大のメリットは、何度も撮り直しができること。
前ボケを少しずつ調整しながら、納得のいく一枚に仕上げてみてはいかがでしょうか。
撮影する時間帯や光の向きなど、さまざまな撮影条件を変えることで変化を楽しんでみるのもおすすめです。
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