[各プリセットの解説]

cinema１：最近のメインとなっている万能プリセット。色味がはっきりしながらもフェードを加え、ノスタルジックな雰囲気に仕上げることのできるプリセットです。日の出から日没まであらゆる景色に対応でき、作例のように夕焼け時の空のグラデーションも綺麗に出るようにしています。映画のワンシーンを演出したい方は是非。

cinema２：海辺の街や学校が舞台のような明るいフィルム調の映画をイメージしたプリセットです。全体的に癖のないように仕上げ、これを当てるだけでオールドテイストな雰囲気が出ます。旅先の写真の時に多用します。意外と夜の街に合わせるとシャドウにノイズのようなものが出て、良い感じになります。

cinema3：最近、映画やPVで流行りのオレンジ&ティール（背景を緑青色の雰囲気にし、オレンジを強める）を写真で使いやすいように仕上げました。作例の通り、当てるだけで雰囲気が結構変わります。色温度、色被り補正などを調整するだけで、さまざまなシーンで使えます。

cinema4：全体の色味を抑え、シャドウにブラウンも入れることで外国のオールドシネマのような雰囲気に仕上げました。日中でも、使えますが作例の通り、夕日時間帯などで映画のワンシーンのようなノスタルジックな空気感を演出できます。少し露出を上げることでよりオールド感を出すのもおすすめです。

cinema5：コントラストを下げ、シャドウを上げることで柔らかいディティールに仕上げ、主に夜景で使うプリセット。シャドウに色味を加えているので夜の街や雨の日のスナップの写真などでも雰囲気が出ます。作例の写真のように、日没後の空のグラデーションでも綺麗な色味が出るように調整していますので、夕焼けから夜景まで使えます。

cinema6：光と影の明暗差を出し、街の立体感を演出できるプリセット。全体的に青の色味を加えているため、日中の街のスナップでも落ち着いた空気感の映画のような一枚が撮れます。作例の通り、太陽光の色味を白い光になるように調整しているため、窓から自然光が差す日中の屋内の建物で使用するのもおすすめです。

※基本的に色温度や色被り補正（すべてプリセットを撮影時の設定という状態にしています）をするだけで雰囲気が出るようにしていますので、初心者の方でも手軽に使えます。

それぞれの違いが分かりやすいように、下部にcinema1~6を適用し、同じ写真で比較したものを掲載しています。