PICK UP

LUTの取り込み方

CURBON写真部活動報告|BBQイベントを開催しました

CURBON写真部活動報告|BBQイベントを開催しました

2019.09.11
CURBON写真部では、部員同士の交流を深めることを目的とし、定期的にイベントを開催しています。 8月は、部員全員を対象としたBBQイベントを、関西/関東それぞれで開催しました。 関西(2019年8月17日) CURBON写真部初のBBQイベントを大阪の服部緑地公園にて開催しました。 天候にも恵まれ、まずはみんなで自己紹介。 今回はカメラをまだしたことない部員も参加してくれていたため、みんなでお肉を焼きつつ、なぜカメラを始めたのかなどの話で盛り上がりました。 美味しいお肉を食べた後はお待ちかねの水遊びの時間! カメラが濡れない水遊びの中に「ホースを使ってどうやったら水をうまく撮れるだろう?」などの会話も生まれやっぱりみんな写真が好きなんだと感じました。 全員でずぶ濡れになって騒いだ後は、残った焼きそばをつつきながら、夕暮れ時の光を捉えるポートレートを撮り御開きとなりました。   関東(2019年8月24日) 関西に続くBBQイベントが関東でも開催されました。  これまでの関東のイベントは大学生が多かったのですが、今回は高校生の参加者も多く写真部の広まりに期待を感じました。 皆で手分けをし、バーベキューの準備開始! 火つけ担当の男子メンバーはとても大変そうでした...(笑) そして準備が整い、いざスタート!みんな、勢いよくお肉に食らいつていました! おなかがいっぱいになると、それぞれカメラを持ち始め撮影タイムがスタート! 最後はみんなで仲良く集合写真◎ 今後もCURBON写真部では写真で繋がることをテーマに日本一の写真部を目指します。 写真部部員は随時募集中です!! 入部はこちら
想像を掻き立てる写真ができるまで|artbitch写真教室体験談

想像を掻き立てる写真ができるまで|artbitch写真教室体験談

2019.09.04
「自分の撮りたい写真ってなんだっけ?」 「もっと写真の幅を広げたいなあ。」   「きれいな写真は撮れるようになってきたけれど、本当はもっと自分の世界観を表現したい!」 写真を撮り始めて数ヶ月経つと誰しもぶつかる壁かもしれません。   そんなあなたにお届けしたい、さやかさん(@__artbitch__)の写真教室参加者の体験談。   どこか官能的でありながら、ヘルシーな女性のうつくしさをファッションやインテリア、お花とともに引き出す彼女の写真。 細部まで作り込まれた世界観に引き込まれ、触れる度に気付きや新たな視点をくれる、そんな作品が生み出されるプロセスには一体どんな工夫があるのでしょうか。   実際に参加した方の体験談をもとに魅力や学びをお届けします。   この記事を通して、迷えるあなたのこれからの写真を考えるヒントになればさいわいです。   *   2019年3月に大阪で開催された初めてのスタジオ写真教室、artbitch写真教室にご参加くださった三名にお話をうかがいました。   本写真教室では、本格的な衣装やプロのメイクさんがついた本格的なスタジオ撮影を行いました。   講師のartbitchことさやかさんから、女性の曲線美やファッション、お花の美しさを引き出すための秘訣を惜しみなく教えていただきました。     ディレクションの大切さに気づいたアリスさん   一人目は、初回のCURBON写真教室(講師:高橋伸哉さん)からご参加いただいているアリスさん(@alicephoto.jp)にお話をうかがいました。   ー教室に参加した前後で、撮る写真になにか違いを感じますか?   さやかさんのレッスンではスタジオでプロのメイクさんも入れて、ディレクションの大切さや女性ならではの繊細な色使いの感性を学びました。 その後個人的にもメイクさんの知り合いを作って作品撮りをするようになったのでそれぞれのレッスンを受けて本当に良かったと思います。 こちらはご本人が教室で撮影した写真です。 自分だけでは思いつけない、想像のつかないような特徴的な色使いや小物使いです。 構図もかなり工夫がされていて、教室のポイントがアリスさん風にアレンジされています。   CURBONを通じて写真仲間にも出会えたというアリスさんは、レタッチミートやフィルムミート、グループ写真展など様々なチャレンジをされているようです。   部分取りが意識できるようになったジャスさん   二人目はジャスさん(@_jasminewho)です。     ー写真教室に参加したことで、写真に対する考え方は何か変化しましたか?   より広い角度でモデルさんを見れるようになりました。   今まではモデルさんの顔を中心に撮るしか出来なかったのですが、写真教室に参加したことによって女性の身体や顔のパーツのうつくしさをより知ることができました。   今まで意識したことなかった首筋や手をもっと綺麗に、女性ならではの視点で撮りたいと思い、そういったところに目がいくようになりました。   そんなジャスさんの言葉の意味が伝わってくる写真がこちらです。 こちらは、教室参加後に、ご自身で挑戦された作品です。 黒い衣装と葡萄をあわせて、ドキッとするような角度でモデルさんを切り取っているようです。 細部を丁寧に写している点がとても魅力的な写真を共有していただきありがとうございます。   「余白」を意識して「想像を掻き立てるような写真」が増えたきょうさん   三人目は、きょうさん(@1250yadot)です   ー教室前・教室の後で、撮る写真になにか違いを感じますか?   違いとは少しズレるかも知れませんが、「縦写真」を多く撮るようになりました。 それまで縦写真は、縦長の被写体をうまく収める手段という認識しかありませんでした。縦写真を意識的に撮るようになってから、臨場感が出てきた気がします。   あとは構図に「余白」を意識することが増えた気がします。 以前は写真に余白を作るのがものすごく怖くて、一枚の写真に色んなモノを詰め込み過ぎていました。 余白を作ることで写真にゆとりが出てきたり、シンプルに何が見せたいか分かりやすくなったり、「想像を掻き立てる写真」が以前より増えたように思います。   きょうさんの視点がどのように変わったのか、写真教室before/afterの写真を見せていただきました。 beforeの時点でもすでに独自の視点を持っているように見えますが、空白がより大きくなり、被写体の見せ方に余裕があるのが伝わってきます。 ー写真や撮影に対するマインドセットに変化はありましたか?   ファインダーを覗く際、少しだけ余裕が生まれたと思います。 それまでは、とにかくピントを合わせる事に必死になっていたので。   ー教室の後から数ヶ月立ちましたが、長い時間をかけてじわじわと腑に落ちてきたものなど、個人的に感じるものがあったら教えて下さい。   「僕の写真には、ビビッドな色味やポップさは必要ない。」という勝手な思い込みがあったのですが、逆に今はそういう撮影がしてみたいですね。   そこに行き着いたことが、今回の写真教室に参加した大きな理由です。   皆さん、新しい視点や考え方を手に入れたり、新しい出会いや挑戦したいテーマを見つけたりと、それぞれに変化や学びがあったようです。   このように、CURBON写真教室の参加者の皆様の中には、学びを活かすことで、それぞれの写真活動をより本格的に、より楽しく拡大している方がたくさんいます。   何かを教えてもらう場としてだけでなく、お互いに学び合いができることもCURBON写真教室ならではの魅力です。   これから写真を始める人、少し迷っている人、まずはあなたにぴったりの写真教室をここから見つけてみませんか。 写真教室を探す Writer:伊藤・東
スマホ撮影の三大鉄則|何気ない瞬間を鮮やかに捉える方法が知りたい!

スマホ撮影の三大鉄則|何気ない瞬間を鮮やかに捉える方法が知りたい!

2019.08.02
  電車の中でふとした時にスマホを開いてInstagramのタイムラインを流し目にスクロールした時、思わずハッと目をとめてしまう写真を見かけたりしますよね。   高画質で構図も完璧な数々の写真を眺めていると、「何の機材を使って撮ったんだろう」、「私にはちょっと難しそう」と感じる人も少なくはないかもしれません。 たしかに、近年のInstagramには本気でフォトグラファーとして投稿をして知名度を上げているアーティストも一定数存在します。 さらに、学生や社会人が余暇を使って精力的にカメラを持ち歩く「写真活」をしているという事例も多いと思います。   ですが、本格的な一眼レフやミラーレスを買うとなれば値段も高くつきますし、最初からいきなり機材をそろえるのは勇気がいりますよね。 ただ、そこまで真剣に写真を極めたいとまで思わない人でも、いつものスマホカメラでもっとお洒落な写真を撮りたい!という願望を持つ人は大勢いるのではないでしょうか。   そのようなジレンマを解消するために、今回は「スマホでおしゃれな写真を撮影する3つのコツ」を伝授します!   1.「光」の入れ方で魅せる 理想的な写真を撮るために必要不可欠な条件のひとつが”自然光"です。 カフェなどの室内でも、ライトによる人工的な光のもとで撮るのではなく、自然光が差し込みやすい窓辺の席を意識的に確保するといいでしょう。 下の写真の中でも、クロワッサンの表面やドリンクに浮かんだ氷に光があたり、ナチュラルな色彩に映えるため、ヘルシーさやお洒落な雰囲気を捉えることが出来ます。 また、光が差し込んでいない暗い部分とのコントラストを意識することで、メリハリがつき、より魅力的で引き込まれる写真が撮影できます。   2.水平・垂直のバランスはシャッターを切る前に決める 撮影した写真をSNSに投稿する時、「あれ、何かがおかしい...バランスが良くないな。」と感じたことはありませんか? その原因は、写真の中の水平・垂直バランスが乱れていることにあるのです。 下の2枚の写真を見てください。 左の写真では、構図全体が斜めに傾いているだけではなく、軸が手前のお盆に置かれているため、写真の奥の方が歪んで見えます。 右の写真は、真上から撮影することにより軸が2つのお盆の中心に置かれ、水平・垂直双方にバランスが保たれています。 このようなバランスは、撮ってしまった後に編集で修正しようとするとどうしても不自然な印象を残してしまうため、撮る瞬間にバチッと決めたいものですよね! ポイントは、メインの被写体だけでなく、テーブルの角やお盆、特に四角いものに目を配るときれいに水平・垂直が保たれます。     3.被写体と周辺の「動き」を味方に 近年Instagramなどでより人気になる写真は、全てを予めセットして「完璧」な状態を写したものではなく、その場の空気感や生き生きとしたシチュエーションを捉えたものが多い傾向にあります。 一緒にいる友人を撮影する時も、声をかけてポーズをさせるのではなくふとした瞬間にシャッターを押すのがポイントです。 何となく道を歩いているところやコーヒーに砂糖やミルクを加えている手元など、日常的に発生する「動き」を見逃さずに切り取りましょう。 屋外で風が吹いている状態や植物の影が揺れている場面なども、その場の空気感のこもった「一度きりの写真」を残すためには大切な要素です。     以上、スマホカメラだけで、おしゃれな写真を撮るための三大鉄則でした。 もっと詳しく知りたい、実践を通して気軽に上達させたい、という方はこちらの動画講座を参考にしてみてください。 デジタルとフィルム写真の調合 動画講座 完全版 (iPhoneでの撮影の項目を参照)   Photographer/Director:misuzu (Instagramアカウント:@pettit0524) Writer:田邊,東
テーブルフォトの撮り方|目に見える美味しさをいつまでも残すためのポイント

テーブルフォトの撮り方|目に見える美味しさをいつまでも残すためのポイント

2019.08.01
梅雨が明け、うだるような暑さが続きますね。 そんな時は冷房の効いたお部屋に籠って、手作りのお菓子と冷たいコーヒーを淹れて気ままにリラックスしたい...そんな人も少なくはないはずです。   アイスをのせたワッフルと水出しコーヒーなんて、想像するだけでお腹が空いてきちゃいそう。 せっかく手作りするからには美味しさだけではなく、盛り付けの完成度までこだわってみたいですよね。 しかしながら、「プレートやデコレーションを工夫してなかなかの傑作が出来た!」と一人で感動するはいいものの、誰に見せるわけでもなく、ちょっぴり残念な気持ちになることはありませんか?   そんな時は、心を込めて味も見た目も美しく仕上げたスイーツを素敵な写真に残したり、その写真をインスタグラム等のSNSで発信したりしておいしさを共有してみましょう。   写真に収めれば、ペロリと一瞬で消えてしまうあの感動も形として残り、いつまでもワクワクを与えてくれること間違いなしです。   でも「料理の写真を撮るのは苦手」「どう配置すれば映えるのかわからない」という方も少なくはないでしょう。   そこで、この記事を読んで、テーブルフォトを撮影する際のポイントを順番に見ていきましょう。   プロの作品例を見て学ぶ  まずは、インスタグラムを始めとするSNS媒体で活躍する人達の作品を覗いて、印象的なスイーツ写真に見られる共通点を探してみましょう。   たとえば、こちらの写真は、インスタグラムで8万人のフォロワーを有し、絶大な人気を誇るNana*(@necozalenky_life)さんによる作品です。 主役のワッフルの溶けるような甘さや香ばしさの表現はもちろん、背景にある赤い苺のアクセントも素敵ですよね。   Nana*さんはセレクトショップのオーナーとして、また、テーブルフォトのスペシャリストとしてご活躍されています。     ストーリーを感じられる瞬間を残す  このようにスイーツの「おいしさ」を最も美しく記録に残し、より多くの人を惹きつける秘訣とは、完成した単体を撮るのではなくその時「スイーツを堪能したシチュエーション」つまりカフェタイムの風景を切り取ったようなストーリーを感じさせる写真を撮るということなのです!   「あのお気に入りのテーブルクロスを使っていたな」「あの時そういえば本を読みながらお茶していたかな」といった情緒あふれる瞬間を上手く捉えることが出来たらいいですよね!     動画講座で実践してみる 写真撮影のポイントは分かったけれど、まだまだスキルが足りない!実践してみたい!という方に朗報です。 なんと、Nana*さんご本人から直接テーブルフォトを学べる動画講座があるんです。 CURBONという日本最大級の写真の学びサイトでは、多種多様なシチュエーションや目的に合わせて写真とSNSのプロから写真の撮り方を教わることが出来ちゃいます!   その中のテーブルフォト講座は、テーブルの上をどのようにスタイリングすれば良いかというコツから、カメラを使った撮影ノウハウまで、初級者でも丁寧に学ぶことができる魅力的なコンテンツになっています。 オンラインで視聴できる動画講座なら、どこに住んでいても、子育て中で手が離せなくても、ほっと一息、好きな時間に何度でも学ぶことができます!   大切に作ったおいしさをずっと目に見える形で残しておきたい、可愛く作ったスイーツで「インスタ映え」する写真を撮りたい! 動画講座を参考に、大人の自由研究として、この夏休みを有意義に過ごしてみませんか? 【動画講座】印象に残るテーブルフォト
CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|斎藤朱門さん

CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|斎藤朱門さん

2019.07.30
CURBON写真展を振り返る記事もいよいよ最終回となりました。   「CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー」アーティスト編です。   今回、お話をうかがったのは、写真展のど真ん中で、目を引く風景写真を展示してくださった朱門さん。   ポートレートの展示が多かった本写真展で、数少ないランドスケープフォトグラファーとしてご参加くださったきっかけや、そもそも写真を始めた経緯などについてお伺いしました。   斎藤朱門(@shumonphotography) 日本に拠点におくランドスケープフォトグラファー。 2013年カリフォルニアにて、とあるランドスケープフォトグラファーとの出会いをきっかけにカメラを手に取り活動を始める。 海外での活動中に目にした作品の臨場感の素晴らしさに刺激を受け、自らがその場にいるかのような臨場感を出す撮影・レタッチテクニックの重要性を感じ、独学で風景写真を学び始める。 自身がその時見て感じた自然・風景の素晴らしさを、自身の作品を見てくれる人々にも同じ様に伝えたい…その想いから現在も日本のみならず海外へも訪れ、精力的に自然を撮り続けている。   ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、朱門さんのことをまだあまり知らない方もいらっしゃると思うので、まずは、ご自身の写真との関係性をお聞きしてもいいですか?   はい、よろしくお願いします。   ー朱門さんと写真の出会いはどういうものだったのでしょうか?   僕は、もともとカリフォルニアに住んでいたのですが、アメリカでは、「アートフェア」 というものが定期的に開催されています。   そこで、たまたま見かけた一枚の写真に惹かれたのがきっかけです。   とあるアートフェアで見かけた風景写真があったんですね。   その時はなんとなくいいな〜と思っていただけだったんですけど、翌週別のアートフェアで、なんと同じ写真に出会ったんです。   それがきっかけで写真の世界に入り込むことになりました。   ーそれは導かれたような出会いですね。   だから、アナログな場、展示、プリントに思い入れがあるのかもしれません。   リアルな場ならではの、偶発的な出会いというか、たまたまそこにあったからというのがきっかけになることも少なくないと思うんですよね。 ーCURBON写真展に出展したきっかけはどういうものだったのでしょう?   別所さん(@takahiro_bessho)にお声がけいただいたのがきっかけです。彼とは長い付き合いで、おそらく私が写真を始めた2013年頃からですかね。   事前情報は、「渋谷でやるよ」くらいしか聞いていなかったのですが、彼のお誘いならと引き受けました。   大勢はめんどくさい、でも、大勢だからこそできることがある。   ー普段、個展も開かれていて、展示には慣れていらっしゃるのかと思うのですが、実際、大規模なグループ展に参加されてみていかがでしたか?   ネガティブなことから言ってもいいですか?(笑)   情報共有が上手く為されていなかったのは不安でした。   人数の加減や関係者が多いこともあり、なかなか伝達が難しかったというのもあると思うのですが、なんとなくイメージしていたものと違うなと、途中からはあまり乗り気にならず。やっぱり60人もいるとお互いの顔が見えない不安もありました。   ただ、あることがきっかけで、展示や在廊へのモチベーションが高まりました。   写真展前日のレセプションの時、プロジェクトを担当してくださっていたケンタさん(@kenta_soyoung)が涙をこぼしてこれまでの想いやエピソードをお話ししてくださりました。   あの瞬間を見て、力になりたい、頑張ろうと思えたので、結果的にかなり多くの日数在廊することになりました。   ーたしかに、大勢でやるからこそ面倒なことはたくさんあって、でも大勢でやるからできること感じるものがありますよね。   そうですね、個展は個展で自分のこだわり、世界観を思いっきり表に出せるのですが、グループ展になると周りのアーティストさんとのバランス、お客様の層が全く違うということも念頭に置いておかなければなりません。   また、今回は、CURBONのお客様は、普段だとあまり触れ合わない若い層だったので、そこは期待の大きかった点でした。   ー特に今回の写真展で印象的だったエピソードはありましたか?   それこそ普段、個展だと関わらないであろう、若い層である高校生に目に留めてもらったり、「これは絵ですか?」と聞かれたり、新鮮なやりとりがありました。   結局、せっかくなのでいつもとは違う層の方々と関わりたいなと思い、かなりの日数在廊する形になりました。   「物」があれば「語り」が生まれる 今回、「ストーリー」というテーマでしたが、特に何か物語をこちらで作ったわけではなくて、何か感じてもらえたらいいなととにかく好きな写真を展示しました。   写真展では、こちらから何か押し付けなくても、見る人それぞれが好きなように何かを感じたり考えたりできるのがいいですよね。   また、自分がいいと思うものをあえてグループ展で出すことにより、どう受け入れられるのかが分かったのも良かったです。   今後も、個展を中心に展示を続けていくので、ぜひ見に来てください。   編集後記 朱門さんの風景写真は、SNSでは伝わりきらない魅力がたくさんあり、画面のスクロールではなく、一枚と対峙してはじめて見える、感じられるものがありました。 個展、グループ展、展示にもまだまだ深みがありそうです。   Writer:東/Illustrator:伊藤
CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|お客様唯一の皆勤賞の竹内克美さん

CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|お客様唯一の皆勤賞の竹内克美さん

2019.07.19
CURBON写真展のコラム、最後を飾るシリーズは、写真展を通して生まれた様々なストーリーをお客様、アーティスト両方の視点からお話を伺っていきます。   過去の記事はこちら ①データで振り返るCURBON写真展 ②「写真を体験する」ということ CURBON写真展裏側のストーリー   今回のテーマは、「CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー」。   写真展が終わってからも、紡ぎ続けられているストーリーをお聞きしてきました。   今回、お話を伺ったのは、9日間のCURBON写真展に皆勤賞で参加してくださったkatsumiさんです。    写真展がきっかけで大きく人生が変わり始めたという彼、そのストーリーに触れていきたいと思います。   [竹内克美(@katsumi_photo28)] 出張撮影サービス【FOTORIA】所属。 自身が出場したミスターコンテスト活動を通じて、他の候補者を撮影するためにカメラを始める。CURBON写真展をきっかけにポートレート撮影をメインに活動。同写真展では参加者唯一の皆勤賞。 ー CURBON写真展を知ったきっかけはなんですか?   友達の紹介ですね。CURBONのことも知りませんでしたし、そもそも写真展自体の参加も初めてでした。 (今でも定期券と一緒に写真展のチケットを保管してくれているそう)   ー何もかもが初めてだったんですね。その時の印象に残っているエピソードはありますか?   はい、まずはじめに、「写真展」のイメージを大きく覆されたことです。   僕のイメージでは、真っ白な空間で静かな環境に写真が飾られているという風景を想像していました。   しかし、CURBON写真展の会場では、いろんな人が交流し、アーティストさんからもお話を聞け、まさに「テーマパーク」という表現がふさわしい空間でした。   ーたしかに、今までの写真展は、一人で楽しむものというイメージでしたよね。   そうなんです。でも、いざ足を運んでみると、共通の趣味を持った、老若男女様々な方がいらっしゃり、好きなことについて熱く語り合う空間がありました。   もちろん、一人で行ってじっくり楽しむのも悪くないのですが、今まではそういったつながりを感じられる場所がなかったので、とても新鮮でした。   ーそんな写真展を経てから1か月ほど経ちますが、なにかそのあとのストーリーが生まれていれば詳しく聞かせてください。   もう、すべてがあの写真展で変わったといっても過言ではないと思っています。   もともと、カメラは持っていたのですが、写真展を機に本格的に、もっとカメラや写真のことを学びたいと思いました。   カメラは持っていたものの、全く写真に関する知識がないので、まずは行動しなければと思い、わからないことを写真展で出会ったアーティストさんに聞いたり、自分からモデルさんを撮影に誘ってみたりしました。   ーすごい行動力ですね。   とにかく今、見るもの、学ぶこと、すべてが何でも楽しくて、写真について考えない日はありません。   撮りたい構図や表現したいもの、とにかくたくさんのアイディアが湧いてきてしまって。   将来は、写真を軸に仕事にできたらいいなとも思っています。   あと、こんな風につながりをきっかけに人生が変わったので、僕自身もつながりを生み出すような場づくりをしていきたいです。   この写真展での物語を、これきりで終わらせるのではなく、今後も紡ぎ続けたいです。 ー頼もしいです!ちなみに、最後にkatsumiさんが思う写真ってなんだと思いますか?   それ、めっちゃ考えてたんですよ!   ちょっと待ってくださいね…(スマホを取り出す)   ...写真は、いつか記憶が曖昧になったとしても、当時の感情や風景を思い出させてくれる、感情のスイッチじゃないかなと思っています。   上手な写真じゃなくても、一眼レフで撮っていなくてもいい、自分がいいと思ったものを、残そうとするその姿勢に惹かれます。   今、#自分にしか撮れない写真を目指して というハッシュタグを作っているのですが、ここには、そんな思いが込められています。   これからも、その瞬間に「撮ろう」と思った自分の感情を大切にしていきたいです。   編集後記 一夜にして、虜になるとはこういうことなのでしょうか。 カメラって、きっと、憧れて買ってみたはいいものの、本格的に撮影するようになるまでにタイムラグがある人って多いのではないでしょうか。 写真の魅力は深くて、偶発的な出会いをきっかけにして、どこまでいっても底なし沼のような、時に銀河のような、写真という世界に、きっといつまでも取り憑かれたようにシャッターを切り続けてしまうのです。 Writer:東
「写真を体験する」ということ|CURBON写真展裏のストーリー

「写真を体験する」ということ|CURBON写真展裏のストーリー

2019.07.19
2019年5月に西武渋谷店で共同開催された、「CURBON写真展 -THE STORY- 500万人と紡ぐ、写真の世界」Instagramを中心に、写真で人生が変わったアーティスト60名の作品が展示されました。   「写真を体験する」を裏テーマに創意工夫が施された会場。写真は白い壁に並べられるものというイメージを見事に覆す、今までに類を見ない展示方法が話題となりました。   今回は、その裏側で活躍したお二人に写真展の魅力、裏側で起こった様々なストーリーについてお話を伺いました。   写真展に込めた想い ー他に見ない、木枠やオーガンジーなど、様々な工夫が凝らされた写真展、どういった思惑があったのでしょう。   ケンタ まず、来場者に感じてもらいたかったのは、「つながり」ですね。Instagram上では、自分がフォローしている人の写真が定期的に流れてくる。でも、偶発的な出会い、たまたま見かけたあの写真に惹かれた、といった新たな出会いは起こらないんだよね。   上記のイラストのように、自分の好きな写真を見ていると、奥に別の人の写真が見える仕様になっています。 あえて自分の頭の範囲外のものを見えるようにすることで、偶発性を生み出す仕掛けを意識しました。  ーなぜ、「つながり」に着眼点を?   ケンタ 僕は、写真展を開催することは、広義の意味で、自分に関わってくれた人たちへの恩返しだと思っているんだよね。   モデルさん、僕の写真を見てくれている人、家族、写真家仲間、とにかく変わってくれた人達への感謝を伝えるという意味合いが大きいなあ。   僕は写真に救われたから、写真でいろんな人をつなげるという役割を通して、周りにいるたくさんの人が笑顔になってくれたら嬉しい。   もっと写真を体験してほしい   秀康 僕が今回意識したことは、「写真を体験する」ということです。   というのも、写真家の幡野広志さんという方の写真展に行った時、まさにそういった経験をしたんです。   彼は、余命宣告をされたがん患者で、家族がいて、まだ幼い息子さんがいます。その息子さんの写真が展示されている傍にある窓から、綺麗な光が差し込んでいて、そこから外に目をやると、なんと墓地があったんですね。   その時にすごい衝撃を受けました。   あれは、InstagramやSNS、画面上では伝えられないものでした。   しかも、その存在に気付く人もいれば、素通りする人もいる。自分の意識の向け方によって見えるもの、体験するものは変わるんだなあと感じました。   だから、今回の写真展では、あえて、他ではやらないような仕掛け、むしろ一般的にはタブーとされているようなことも取り入れました。   たとえば、キャプションを腰より下に配置することで、後から写真を撮った時の意図や想いを答えあわせする仕掛け。   本来ならば、目線の位置にあるのが一般的なんですが、先にタイトルや意図を見せるのではなく、自分で問いを立てて、最後に答えあわせをして欲しかったんです。 また、立つ、しゃがむといった動作を入れることで、全身を使って写真を感じてもらいたいなとも。 足を運び、五感をフルに使ってもらえたらいいな、と演出を考えました。   ケンタ 写真を体験するという文脈でいうと、写真を見る距離、角度、どういう心情で、誰と見るかって、写真展でしか体験できないよね。   1枚だけを見るのもいいし、ちょっと俯瞰して組み合わせを見るのもいい。   1人で考え事をしながら見たり、友達とおしゃべりしながら見たり。   写真展をやると、改めて、写真ってもっと各々の自由でいいよねと思わされるよね。   なんなら、こちらが意図を発信するというより、見る側が能動的に、もっと工夫して楽しんでほしいなと思ってる。   どうしても、InstagramやTwitterなんかのSNSだと、受動的に、浴びるように、一定間隔で流れてくる写真にいいねを押すだけ。   どちらがいい悪いではないけど、アナログな場にせっかく足を運んでいるからこそ、もっと自由にいろんな見方をしてもらえるような場の設計ができたらいいよね。   ー確かに、この間、そのお話を聞いてから別の写真展に足を運んでみたのですが、こちらが頭を使ってみると、新しい写真展の楽しみ方、みたいなのが見い出せました。写真を見るという行為は、作品を介した、アーティストと視聴者の能動的なコミュニケーションみたいなものですかね。   ケンタ そうそう、だから、会期中、リピーターのお客様が多かったのはとても嬉しかった。何度も足を運んでくれて、毎回いろんな見方をしてもらえる。作品数は変わらないんだけど、いくつもの感じ方をしてもらえていたら本望です。   写真を深める  ー写真展は生き物だとおっしゃっていましたが、今後、写真展はどうなっていく、またはどうなっていってほしいと思いますか?   ケンタ 何か新しく発展するというよりは、「原点回帰」に近いのかな。どんどん深めていってほしい。これをきっかけに、写真展をやってみたいという若い世代が増えたのはとても嬉しかった。   プリントする用紙1枚にしても、こだわればこだわるほど、その奥が見えて行く感じ。   最近は、浴びるような遊びしかないと言われているけれど、まさにそうなんだよね。   すべて手の中に収まるスマホに遊びや思考を与えられて、何でも揃っている時代だからこそ、自分だけの楽しみ、深み、奥地、みたいなのを知ってほしい。   秀康 ネットネイティブな僕たちは、何でもすぐに手に入るのが当たり前。幸か不幸か、プリントして待っている時間とかやってみるとできないこととか、ひとつひとつ経験して深めていく感覚って、自分で意識しないとできないですよね。   ケンタ だから、個人的な想いとしては、もっと写真展の敷居を下げていけたらいいなと思う。どうしても、おじさんたちがやる堅苦しいものというイメージがあるから、この写真展みたいに、自由でいろんな人がディスカッションできて、出会いがあるような場がたくさんできたらいいよね。   思いを形にする方法  ーこんな素敵な写真展を成功させたお二人ですが、どういうやりとり、役割があったんですか?   ケンタ 基本的に僕がフィーリングでやりたいことをバーって言って、秀康がきれいに言語化してくれる感じ。   秀康 とりあえず最初に「ケンタさんは癖強いよ」って言われてました(笑)   年齢は全然違うけれど、お互い言いたいことは言い合える関係で、とてもいいタッグが組めたんじゃないかなと。   本当に当日まで大変でしたけどね(笑)   ケンタ 病んだね(笑)   秀康 今回は、自分達だけじゃなく、西武渋谷店さんとのやりとり、さらに60名ものアーティストを巻き込むという、とにかくコミュニケーションが必要とされる立場でした。さらに、もともとSNS上でつながった人達なので、会ったことのない人もたくさんいたんですよね。   何を言ったら嫌なのか、どういう言い回しがいいかなど、オペレーションを進めるうえでも気を配った要素でした。想いを形にするには、やっぱりたくさんの人の協力があってこそだと実感しました。   ケンタ 結果、このポジションを任せてもらったことで、会期中はいろんな人と飲みに行けて楽しかった!(笑)   ー写真展は飲み会のためにあるっておっしゃってましたよね(笑)   秀康 まさに、「写真がくれたのは、いいねではなく繋がりだった。」   ケンタ 繋がり、これからも写真展だけでなく、いろんな人が参加できるようにミート(※Instagram Japanが開催していた撮影会で、インスタミートというオフ会の略。今では、自主開催されるものも含めて、ミートと呼ばれる。)とかやっていきたい!これからもどんどん面白いこと考えていきます!   ー最後に、写真展を開催している人に伝えたいことはありますか?   ケンタ 秀康 とにかく大変!(笑)   秀康 色々ありましたね(笑)   ケンタ なんてったって、最初にCURBONに依頼が来てから会期終了まで7ヶ月、半年以上費やしたんだもんね。   秀康 はじめ、プロジェクトマネジャーとして入った時は、本当に右も左も分からず… 。たくさんの人と時間、莫大なコストがかかりましたね。   ケンタ 喧嘩もしたね。秀康がクールでよかった…。   四方八方から連絡が来たり、いろんなことがギリギリまで決まらなかったり、とにかく規模が大きいと予想もつかないハプニングがたくさん。   普通は、大枠の方針が決まって、具体的な行動に落とし込んでいくんだけど、もう全てが同時進行。   よく間に合ったな。   まあ、そもそも依頼された時に想定していた規模の約10倍だったんだよね。   あと、僕の反省として、準備の段階で、出展するアーティストさんに、思うように情報伝達ができず、不安にさせてしまった点。   顔が見えない状況で、もっと安心して、のびのびと展示をしていただける環境づくりが出来ていればなと思うことが心残りです。   秀康 規模が大きいと、全員の熱量が一致しないことも、スムーズに進まない要因ですね。まだないものを創造する過程だったので、誰も実際に現場を見ていない、想像ができないという点で、皆さんを引っ張っていくのはなかなか大変でした。   ーそんな怒涛の数ヶ月間を経て、会期を迎えてどうでしたか?   ケンタ とにかく、会期中にもどんどんあの場が醸成されていくのを肌身で感じた。お客様の熱量もそうだし、それを支えるスタッフの皆さん。   主役ではなかったかもしれないけれど、本当に凄かった。   写真展は、作品だけでは成り立たなくて、その場にいるアーティスト、スタッフの人柄、迎えようという心意気があって決まるよ。   実際に、今回の写真展でのスタッフの皆さんは、初日こそ緊張していたけれど、日を追うごとに、一人で来ているお客様に積極的に話しかけたり、もっとこうしたら喜んでもらえるんじゃないかとオペレーションの改善をしてくれたり、きっと作品だけでは到底成り立たなかった場の雰囲気をつくってくれた。   秀康 僕はもう会期中ヘロヘロでしたが、いろんな人に助けてもらいました。「作品」と「もてなしの心」の両輪があって初めて成り立つんだなと身に沁みて実感できました。   ケンタ せっかく繋がったこの輪がどんどん広がっていってくれたら本当に嬉しいです。皆さん、ありがとうございました。   Writer:東 Photographer:コハラタケル Illustrator:伊藤
花火の撮り方をフォトグラファーから直接学ぼう【初心者向け】

花火の撮り方をフォトグラファーから直接学ぼう【初心者向け】

2019.07.09
いよいよ、花火シーズンの到来! 花火撮影は夏の風物詩として、依然高い人気を誇っています。   しかし、実際に撮影してみると、意外と夜の撮影は難しく、構図も一定になりがち。   たかが花火、されど花火。 今回、この記事を通して、「自分だけの花火写真」を撮影できるお手伝いができると幸いです。   今回は、プロフォトグラファーの別所隆弘さん(@takahiro_bessho)にご協力をいただきました。   打ち上げ花火の撮影は、スマホ撮影とカメラでの撮影に大別できますが、今回は、技術の必要な、カメラでの撮影について解説していきます。   まずは撮るシーンをイメージし、射出点からの距離を検討しよう これからは花火の撮り方を学ぶにあたって、重要なのは、”どういうシーンで撮るのか”ということです。 これが違うだけで、必要な機材、機材の選び方など全てが変わってきます。   【短距離】土手など近くから花火を撮影する 花火大会に行って撮影する場合。花火単体だけでなく、ポートレートとして、花火を背景にする場合も含まれます。 【中距離】家から見える花火を撮影する お家の屋上や、庭、展望台やビルから撮影する場合です。距離としては、肉眼で花火が楽しめるくらいと考えるのがいいでしょう。スマホ撮影ならこの距離が限界でしょう。 【長距離】山に登って風景と共に花火を撮影する 実際に山に登って、撮影する場合です。この場合、もっとも重視したいポイントは、”機動性”と"安全性"です。   花火撮影の基本 花火撮影をする際に重要なポイントは3つあります。 ■ 三脚は必須 一番重要と言っても過言ではないのが、"三脚"です。 三脚はたくさん種類があって、値段もピンからキリまでありますが、5千円以下で買えるもの、1万円代くらいのもの、3万円以上のものと分けるとします。   値段の違いは、素材、強度、大きさ、重さ、で変わります。   もちろん、「素材はカーボン、強度は高く、コンパクトで、軽いもの」は理想ですが、全て揃ったものだと5万円以上と高額になります。   まずは、距離を目安に、どういったものが自分に合っているかを選んでみましょう。 また、使用頻度により必要な強度も変わります。 年に4-5回程度しか使用しないのであれば、強度をそこまで気にする必要はありません。   短距離:短距離の場合は、目線より上にある花火を撮影することが多くなるので、”雲台(カメラを設置する部分)の角度”を意識しましょう。また、雲台の可変角度が広くても、耐重量が低いと固定が難しいので、ご自身のカメラの重量と照らし合わせてみてください。 中距離:意外と三脚選びで迷うのは、この中距離です。この距離で撮影する場合が一番選択肢が多いので、まずは2千円くらいで買えるものをお試しで使ってみるのも悪くないでしょう。最低限、耐重量、高さの調節、収納時のコンパクトさなどを意識しておけば、失敗しにくいです。 長距離:山に登って撮る場合は、"トラベラー三脚”がおすすめです。山登りは体力を消耗するので、できるだけ機動性が高いものを選んでおきましょう。    ■ 基本的にピントは射出点に合わせる はじめは、大きい花開いている部分全体にボヤっとピントを合わせたくなりますが、射出点を狙ってピントを合わせます。 そうすることで、迫力や立体感のある花火を表現することができます。 なんだかのっぺりとした写真になりがちだなという場合は射出点を意識しましょう。   ■ マニュアルフォーカス(MF)で撮影する 花火は基本的にオートフォーカスでは撮影できません。 周りが暗くピントが合いづらいので、花火大会が始まって最初のうちは、ピント合わせのための試し撮りをする感覚で撮影してみてください。   撮影の手順 では、機材がそろったら、具体的に撮影の手順を踏んでいきましょう。   ■ 場所を確保しよう 場所の確保をしましょう。 有名な花火大会だと、3日前から場所取りが始まることもあるのだそう。 また、撮影時は、周囲の人の迷惑にならないように、気を使うことも忘れずに。 <h3>カメラのモード設定はB(バルブ)がおすすめ</h3> カメラの機種によっても異なりますが、B(バルブ)モード上がる場合はこちらを使いましょう。 ない場合は、M(マニュアル)モードで代用します。   ■ 露出設定時のISOは最も低い値に設定しよう ISO感度は100(ない場合は200など最小値に設定)に固定し、F値を変えて調整します。 素朴でシンプルな花火であればF8~11、後半に近づくにつれ盛り上がる、明るめの花火ならF16~22くらいで調整します。   ちなみに、シャッタースピードはあまり関係なく、基本的にはISOとF値で決まると覚えておいてください。 花火が散る際の軌跡や写したい花火の個数に影響しますが、少し上級者向けです。   ■ 三脚に固定 では、三脚に固定していきましょう。   打ち上げ場所からの距離が近ければ近いほど、縦構図の方が迫力のある写真を演出しやすいです。   ■ 撮影開始 余裕を持って撮影に挑みましょう。   短くても30分以上ある花火大会が多いため、最初の5分は、調整のために使ってしまってOKです。   もっと詳しく花火の撮り方を知りたい、編集方法も気になる、という方は、こちらの動画を参考にしてみてください。   「打ち上げ花火、近くから撮るか遠くから撮るか?」今期の花火シーズンの前に絶対見たい動画   花火写真:まだ見ぬ光を求めて 編集動画 動画講座     【動画に出でくる花火写真:花火大会名前】     ※トークショーの中で名前が出てきたもののみ記載   超近い(焦点距離10mm-14mm程度)撮影 新潟県 長岡まつり大花火大会 山梨県 神明の花火 山形県 赤川花火大会 愛知県 豊田おいでんまつり花火大会 熊本県 やつしろ全国花火競技大会 長野県 長野えびす講煙火大会 大阪府 教祖祭PL花火芸術   近い、多分 広島県 宮島水中花火大会 愛知県 名港水上芸術花火 三重県 熊野大花火大会 兵庫県 みなとこうべ海上花火大会   ちょっと離れてみた 兵庫県 みなとこうべ海上花火大会 広島県 広島みなと夢花火大会 愛知県 豊田おいでんまつり花火大会 滋賀県 びわ湖大花火大会   思い切って離れてみた 広島県 広島みなと夢花火大会 滋賀県 彦根大花火大会 滋賀県 びわ湖大花火大会 新潟県 長岡まつり大花火大会   WITH YOU(何かと一緒に撮る) 東京都 東京湾大華火祭 長崎県 ハウステンボス花火 山梨県 河口湖冬花火 三重県 花火大競演 愛媛県 三津浜花火大会 奈良県 若草山焼き 佐賀県 九州花火大会 大阪府 教祖祭PL花火芸術 山口県 関門海峡花火大会 広島県 宮島水中花火大会 静岡県 安倍川花火大会 新潟県 片貝まつり大花火大会 広島県 広島みなと夢花火大会 長野県 常総きぬ川花火大会 兵庫県 猪名川花火大会