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日本で撮った写真に、Opriscoさんのプリセットを使ってみた!

テーブルフォトの撮り方|目に見える美味しさをいつまでも残すためのポイント

テーブルフォトの撮り方|目に見える美味しさをいつまでも残すためのポイント

2019.08.01
梅雨が明け、うだるような暑さが続きますね。 そんな時は冷房の効いたお部屋に籠って、手作りのお菓子と冷たいコーヒーを淹れて気ままにリラックスしたい...そんな人も少なくはないはずです。   アイスをのせたワッフルと水出しコーヒーなんて、想像するだけでお腹が空いてきちゃいそう。 せっかく手作りするからには美味しさだけではなく、盛り付けの完成度までこだわってみたいですよね。 しかしながら、「プレートやデコレーションを工夫してなかなかの傑作が出来た!」と一人で感動するはいいものの、誰に見せるわけでもなく、ちょっぴり残念な気持ちになることはありませんか?   そんな時は、心を込めて味も見た目も美しく仕上げたスイーツを素敵な写真に残したり、その写真をインスタグラム等のSNSで発信したりしておいしさを共有してみましょう。   写真に収めれば、ペロリと一瞬で消えてしまうあの感動も形として残り、いつまでもワクワクを与えてくれること間違いなしです。   でも「料理の写真を撮るのは苦手」「どう配置すれば映えるのかわからない」という方も少なくはないでしょう。   そこで、この記事を読んで、テーブルフォトを撮影する際のポイントを順番に見ていきましょう。   プロの作品例を見て学ぶ  まずは、インスタグラムを始めとするSNS媒体で活躍する人達の作品を覗いて、印象的なスイーツ写真に見られる共通点を探してみましょう。   たとえば、こちらの写真は、インスタグラムで8万人のフォロワーを有し、絶大な人気を誇るNana*(@necozalenky_life)さんによる作品です。 主役のワッフルの溶けるような甘さや香ばしさの表現はもちろん、背景にある赤い苺のアクセントも素敵ですよね。   Nana*さんはセレクトショップのオーナーとして、また、テーブルフォトのスペシャリストとしてご活躍されています。     ストーリーを感じられる瞬間を残す  このようにスイーツの「おいしさ」を最も美しく記録に残し、より多くの人を惹きつける秘訣とは、完成した単体を撮るのではなくその時「スイーツを堪能したシチュエーション」つまりカフェタイムの風景を切り取ったようなストーリーを感じさせる写真を撮るということなのです!   「あのお気に入りのテーブルクロスを使っていたな」「あの時そういえば本を読みながらお茶していたかな」といった情緒あふれる瞬間を上手く捉えることが出来たらいいですよね!     動画講座で実践してみる 写真撮影のポイントは分かったけれど、まだまだスキルが足りない!実践してみたい!という方に朗報です。 なんと、Nana*さんご本人から直接テーブルフォトを学べる動画講座があるんです。 CURBONという日本最大級の写真の学びサイトでは、多種多様なシチュエーションや目的に合わせて写真とSNSのプロから写真の撮り方を教わることが出来ちゃいます!   その中のテーブルフォト講座は、テーブルの上をどのようにスタイリングすれば良いかというコツから、カメラを使った撮影ノウハウまで、初級者でも丁寧に学ぶことができる魅力的なコンテンツになっています。 オンラインで視聴できる動画講座なら、どこに住んでいても、子育て中で手が離せなくても、ほっと一息、好きな時間に何度でも学ぶことができます!   大切に作ったおいしさをずっと目に見える形で残しておきたい、可愛く作ったスイーツで「インスタ映え」する写真を撮りたい! 動画講座を参考に、大人の自由研究として、この夏休みを有意義に過ごしてみませんか? 【動画講座】印象に残るテーブルフォト
CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|斎藤朱門さん

CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|斎藤朱門さん

2019.07.30
CURBON写真展を振り返る記事もいよいよ最終回となりました。   「CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー」アーティスト編です。   今回、お話をうかがったのは、写真展のど真ん中で、目を引く風景写真を展示してくださった朱門さん。   ポートレートの展示が多かった本写真展で、数少ないランドスケープフォトグラファーとしてご参加くださったきっかけや、そもそも写真を始めた経緯などについてお伺いしました。   斎藤朱門(@shumonphotography) 日本に拠点におくランドスケープフォトグラファー。 2013年カリフォルニアにて、とあるランドスケープフォトグラファーとの出会いをきっかけにカメラを手に取り活動を始める。 海外での活動中に目にした作品の臨場感の素晴らしさに刺激を受け、自らがその場にいるかのような臨場感を出す撮影・レタッチテクニックの重要性を感じ、独学で風景写真を学び始める。 自身がその時見て感じた自然・風景の素晴らしさを、自身の作品を見てくれる人々にも同じ様に伝えたい…その想いから現在も日本のみならず海外へも訪れ、精力的に自然を撮り続けている。   ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、朱門さんのことをまだあまり知らない方もいらっしゃると思うので、まずは、ご自身の写真との関係性をお聞きしてもいいですか?   はい、よろしくお願いします。   ー朱門さんと写真の出会いはどういうものだったのでしょうか?   僕は、もともとカリフォルニアに住んでいたのですが、アメリカでは、「アートフェア」 というものが定期的に開催されています。   そこで、たまたま見かけた一枚の写真に惹かれたのがきっかけです。   とあるアートフェアで見かけた風景写真があったんですね。   その時はなんとなくいいな〜と思っていただけだったんですけど、翌週別のアートフェアで、なんと同じ写真に出会ったんです。   それがきっかけで写真の世界に入り込むことになりました。   ーそれは導かれたような出会いですね。   だから、アナログな場、展示、プリントに思い入れがあるのかもしれません。   リアルな場ならではの、偶発的な出会いというか、たまたまそこにあったからというのがきっかけになることも少なくないと思うんですよね。 ーCURBON写真展に出展したきっかけはどういうものだったのでしょう?   別所さん(@takahiro_bessho)にお声がけいただいたのがきっかけです。彼とは長い付き合いで、おそらく私が写真を始めた2013年頃からですかね。   事前情報は、「渋谷でやるよ」くらいしか聞いていなかったのですが、彼のお誘いならと引き受けました。   大勢はめんどくさい、でも、大勢だからこそできることがある。   ー普段、個展も開かれていて、展示には慣れていらっしゃるのかと思うのですが、実際、大規模なグループ展に参加されてみていかがでしたか?   ネガティブなことから言ってもいいですか?(笑)   情報共有が上手く為されていなかったのは不安でした。   人数の加減や関係者が多いこともあり、なかなか伝達が難しかったというのもあると思うのですが、なんとなくイメージしていたものと違うなと、途中からはあまり乗り気にならず。やっぱり60人もいるとお互いの顔が見えない不安もありました。   ただ、あることがきっかけで、展示や在廊へのモチベーションが高まりました。   写真展前日のレセプションの時、プロジェクトを担当してくださっていたケンタさん(@kenta_soyoung)が涙をこぼしてこれまでの想いやエピソードをお話ししてくださりました。   あの瞬間を見て、力になりたい、頑張ろうと思えたので、結果的にかなり多くの日数在廊することになりました。   ーたしかに、大勢でやるからこそ面倒なことはたくさんあって、でも大勢でやるからできること感じるものがありますよね。   そうですね、個展は個展で自分のこだわり、世界観を思いっきり表に出せるのですが、グループ展になると周りのアーティストさんとのバランス、お客様の層が全く違うということも念頭に置いておかなければなりません。   また、今回は、CURBONのお客様は、普段だとあまり触れ合わない若い層だったので、そこは期待の大きかった点でした。   ー特に今回の写真展で印象的だったエピソードはありましたか?   それこそ普段、個展だと関わらないであろう、若い層である高校生に目に留めてもらったり、「これは絵ですか?」と聞かれたり、新鮮なやりとりがありました。   結局、せっかくなのでいつもとは違う層の方々と関わりたいなと思い、かなりの日数在廊する形になりました。   「物」があれば「語り」が生まれる 今回、「ストーリー」というテーマでしたが、特に何か物語をこちらで作ったわけではなくて、何か感じてもらえたらいいなととにかく好きな写真を展示しました。   写真展では、こちらから何か押し付けなくても、見る人それぞれが好きなように何かを感じたり考えたりできるのがいいですよね。   また、自分がいいと思うものをあえてグループ展で出すことにより、どう受け入れられるのかが分かったのも良かったです。   今後も、個展を中心に展示を続けていくので、ぜひ見に来てください。   編集後記 朱門さんの風景写真は、SNSでは伝わりきらない魅力がたくさんあり、画面のスクロールではなく、一枚と対峙してはじめて見える、感じられるものがありました。 個展、グループ展、展示にもまだまだ深みがありそうです。   Writer:東/Illustrator:伊藤
CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|お客様唯一の皆勤賞の竹内克美さん

CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー|お客様唯一の皆勤賞の竹内克美さん

2019.07.19
CURBON写真展のコラム、最後を飾るシリーズは、写真展を通して生まれた様々なストーリーをお客様、アーティスト両方の視点からお話を伺っていきます。   過去の記事はこちら ①データで振り返るCURBON写真展 ②「写真を体験する」ということ CURBON写真展裏側のストーリー   今回のテーマは、「CURBON写真展で生まれたみんなのストーリー」。   写真展が終わってからも、紡ぎ続けられているストーリーをお聞きしてきました。   今回、お話を伺ったのは、9日間のCURBON写真展に皆勤賞で参加してくださったkatsumiさんです。    写真展がきっかけで大きく人生が変わり始めたという彼、そのストーリーに触れていきたいと思います。   [竹内克美(@katsumi_photo28)] 出張撮影サービス【FOTORIA】所属。 自身が出場したミスターコンテスト活動を通じて、他の候補者を撮影するためにカメラを始める。CURBON写真展をきっかけにポートレート撮影をメインに活動。同写真展では参加者唯一の皆勤賞。 ー CURBON写真展を知ったきっかけはなんですか?   友達の紹介ですね。CURBONのことも知りませんでしたし、そもそも写真展自体の参加も初めてでした。 (今でも定期券と一緒に写真展のチケットを保管してくれているそう)   ー何もかもが初めてだったんですね。その時の印象に残っているエピソードはありますか?   はい、まずはじめに、「写真展」のイメージを大きく覆されたことです。   僕のイメージでは、真っ白な空間で静かな環境に写真が飾られているという風景を想像していました。   しかし、CURBON写真展の会場では、いろんな人が交流し、アーティストさんからもお話を聞け、まさに「テーマパーク」という表現がふさわしい空間でした。   ーたしかに、今までの写真展は、一人で楽しむものというイメージでしたよね。   そうなんです。でも、いざ足を運んでみると、共通の趣味を持った、老若男女様々な方がいらっしゃり、好きなことについて熱く語り合う空間がありました。   もちろん、一人で行ってじっくり楽しむのも悪くないのですが、今まではそういったつながりを感じられる場所がなかったので、とても新鮮でした。   ーそんな写真展を経てから1か月ほど経ちますが、なにかそのあとのストーリーが生まれていれば詳しく聞かせてください。   もう、すべてがあの写真展で変わったといっても過言ではないと思っています。   もともと、カメラは持っていたのですが、写真展を機に本格的に、もっとカメラや写真のことを学びたいと思いました。   カメラは持っていたものの、全く写真に関する知識がないので、まずは行動しなければと思い、わからないことを写真展で出会ったアーティストさんに聞いたり、自分からモデルさんを撮影に誘ってみたりしました。   ーすごい行動力ですね。   とにかく今、見るもの、学ぶこと、すべてが何でも楽しくて、写真について考えない日はありません。   撮りたい構図や表現したいもの、とにかくたくさんのアイディアが湧いてきてしまって。   将来は、写真を軸に仕事にできたらいいなとも思っています。   あと、こんな風につながりをきっかけに人生が変わったので、僕自身もつながりを生み出すような場づくりをしていきたいです。   この写真展での物語を、これきりで終わらせるのではなく、今後も紡ぎ続けたいです。 ー頼もしいです!ちなみに、最後にkatsumiさんが思う写真ってなんだと思いますか?   それ、めっちゃ考えてたんですよ!   ちょっと待ってくださいね…(スマホを取り出す)   ...写真は、いつか記憶が曖昧になったとしても、当時の感情や風景を思い出させてくれる、感情のスイッチじゃないかなと思っています。   上手な写真じゃなくても、一眼レフで撮っていなくてもいい、自分がいいと思ったものを、残そうとするその姿勢に惹かれます。   今、#自分にしか撮れない写真を目指して というハッシュタグを作っているのですが、ここには、そんな思いが込められています。   これからも、その瞬間に「撮ろう」と思った自分の感情を大切にしていきたいです。   編集後記 一夜にして、虜になるとはこういうことなのでしょうか。 カメラって、きっと、憧れて買ってみたはいいものの、本格的に撮影するようになるまでにタイムラグがある人って多いのではないでしょうか。 写真の魅力は深くて、偶発的な出会いをきっかけにして、どこまでいっても底なし沼のような、時に銀河のような、写真という世界に、きっといつまでも取り憑かれたようにシャッターを切り続けてしまうのです。 Writer:東
「写真を体験する」ということ|CURBON写真展裏のストーリー

「写真を体験する」ということ|CURBON写真展裏のストーリー

2019.07.19
2019年5月に西武渋谷店で共同開催された、「CURBON写真展 -THE STORY- 500万人と紡ぐ、写真の世界」Instagramを中心に、写真で人生が変わったアーティスト60名の作品が展示されました。   「写真を体験する」を裏テーマに創意工夫が施された会場。写真は白い壁に並べられるものというイメージを見事に覆す、今までに類を見ない展示方法が話題となりました。   今回は、その裏側で活躍したお二人に写真展の魅力、裏側で起こった様々なストーリーについてお話を伺いました。   写真展に込めた想い ー他に見ない、木枠やオーガンジーなど、様々な工夫が凝らされた写真展、どういった思惑があったのでしょう。   ケンタ まず、来場者に感じてもらいたかったのは、「つながり」ですね。Instagram上では、自分がフォローしている人の写真が定期的に流れてくる。でも、偶発的な出会い、たまたま見かけたあの写真に惹かれた、といった新たな出会いは起こらないんだよね。   上記のイラストのように、自分の好きな写真を見ていると、奥に別の人の写真が見える仕様になっています。 あえて自分の頭の範囲外のものを見えるようにすることで、偶発性を生み出す仕掛けを意識しました。  ーなぜ、「つながり」に着眼点を?   ケンタ 僕は、写真展を開催することは、広義の意味で、自分に関わってくれた人たちへの恩返しだと思っているんだよね。   モデルさん、僕の写真を見てくれている人、家族、写真家仲間、とにかく変わってくれた人達への感謝を伝えるという意味合いが大きいなあ。   僕は写真に救われたから、写真でいろんな人をつなげるという役割を通して、周りにいるたくさんの人が笑顔になってくれたら嬉しい。   もっと写真を体験してほしい   秀康 僕が今回意識したことは、「写真を体験する」ということです。   というのも、写真家の幡野広志さんという方の写真展に行った時、まさにそういった経験をしたんです。   彼は、余命宣告をされたがん患者で、家族がいて、まだ幼い息子さんがいます。その息子さんの写真が展示されている傍にある窓から、綺麗な光が差し込んでいて、そこから外に目をやると、なんと墓地があったんですね。   その時にすごい衝撃を受けました。   あれは、InstagramやSNS、画面上では伝えられないものでした。   しかも、その存在に気付く人もいれば、素通りする人もいる。自分の意識の向け方によって見えるもの、体験するものは変わるんだなあと感じました。   だから、今回の写真展では、あえて、他ではやらないような仕掛け、むしろ一般的にはタブーとされているようなことも取り入れました。   たとえば、キャプションを腰より下に配置することで、後から写真を撮った時の意図や想いを答えあわせする仕掛け。   本来ならば、目線の位置にあるのが一般的なんですが、先にタイトルや意図を見せるのではなく、自分で問いを立てて、最後に答えあわせをして欲しかったんです。 また、立つ、しゃがむといった動作を入れることで、全身を使って写真を感じてもらいたいなとも。 足を運び、五感をフルに使ってもらえたらいいな、と演出を考えました。   ケンタ 写真を体験するという文脈でいうと、写真を見る距離、角度、どういう心情で、誰と見るかって、写真展でしか体験できないよね。   1枚だけを見るのもいいし、ちょっと俯瞰して組み合わせを見るのもいい。   1人で考え事をしながら見たり、友達とおしゃべりしながら見たり。   写真展をやると、改めて、写真ってもっと各々の自由でいいよねと思わされるよね。   なんなら、こちらが意図を発信するというより、見る側が能動的に、もっと工夫して楽しんでほしいなと思ってる。   どうしても、InstagramやTwitterなんかのSNSだと、受動的に、浴びるように、一定間隔で流れてくる写真にいいねを押すだけ。   どちらがいい悪いではないけど、アナログな場にせっかく足を運んでいるからこそ、もっと自由にいろんな見方をしてもらえるような場の設計ができたらいいよね。   ー確かに、この間、そのお話を聞いてから別の写真展に足を運んでみたのですが、こちらが頭を使ってみると、新しい写真展の楽しみ方、みたいなのが見い出せました。写真を見るという行為は、作品を介した、アーティストと視聴者の能動的なコミュニケーションみたいなものですかね。   ケンタ そうそう、だから、会期中、リピーターのお客様が多かったのはとても嬉しかった。何度も足を運んでくれて、毎回いろんな見方をしてもらえる。作品数は変わらないんだけど、いくつもの感じ方をしてもらえていたら本望です。   写真を深める  ー写真展は生き物だとおっしゃっていましたが、今後、写真展はどうなっていく、またはどうなっていってほしいと思いますか?   ケンタ 何か新しく発展するというよりは、「原点回帰」に近いのかな。どんどん深めていってほしい。これをきっかけに、写真展をやってみたいという若い世代が増えたのはとても嬉しかった。   プリントする用紙1枚にしても、こだわればこだわるほど、その奥が見えて行く感じ。   最近は、浴びるような遊びしかないと言われているけれど、まさにそうなんだよね。   すべて手の中に収まるスマホに遊びや思考を与えられて、何でも揃っている時代だからこそ、自分だけの楽しみ、深み、奥地、みたいなのを知ってほしい。   秀康 ネットネイティブな僕たちは、何でもすぐに手に入るのが当たり前。幸か不幸か、プリントして待っている時間とかやってみるとできないこととか、ひとつひとつ経験して深めていく感覚って、自分で意識しないとできないですよね。   ケンタ だから、個人的な想いとしては、もっと写真展の敷居を下げていけたらいいなと思う。どうしても、おじさんたちがやる堅苦しいものというイメージがあるから、この写真展みたいに、自由でいろんな人がディスカッションできて、出会いがあるような場がたくさんできたらいいよね。   思いを形にする方法  ーこんな素敵な写真展を成功させたお二人ですが、どういうやりとり、役割があったんですか?   ケンタ 基本的に僕がフィーリングでやりたいことをバーって言って、秀康がきれいに言語化してくれる感じ。   秀康 とりあえず最初に「ケンタさんは癖強いよ」って言われてました(笑)   年齢は全然違うけれど、お互い言いたいことは言い合える関係で、とてもいいタッグが組めたんじゃないかなと。   本当に当日まで大変でしたけどね(笑)   ケンタ 病んだね(笑)   秀康 今回は、自分達だけじゃなく、西武渋谷店さんとのやりとり、さらに60名ものアーティストを巻き込むという、とにかくコミュニケーションが必要とされる立場でした。さらに、もともとSNS上でつながった人達なので、会ったことのない人もたくさんいたんですよね。   何を言ったら嫌なのか、どういう言い回しがいいかなど、オペレーションを進めるうえでも気を配った要素でした。想いを形にするには、やっぱりたくさんの人の協力があってこそだと実感しました。   ケンタ 結果、このポジションを任せてもらったことで、会期中はいろんな人と飲みに行けて楽しかった!(笑)   ー写真展は飲み会のためにあるっておっしゃってましたよね(笑)   秀康 まさに、「写真がくれたのは、いいねではなく繋がりだった。」   ケンタ 繋がり、これからも写真展だけでなく、いろんな人が参加できるようにミート(※Instagram Japanが開催していた撮影会で、インスタミートというオフ会の略。今では、自主開催されるものも含めて、ミートと呼ばれる。)とかやっていきたい!これからもどんどん面白いこと考えていきます!   ー最後に、写真展を開催している人に伝えたいことはありますか?   ケンタ 秀康 とにかく大変!(笑)   秀康 色々ありましたね(笑)   ケンタ なんてったって、最初にCURBONに依頼が来てから会期終了まで7ヶ月、半年以上費やしたんだもんね。   秀康 はじめ、プロジェクトマネジャーとして入った時は、本当に右も左も分からず… 。たくさんの人と時間、莫大なコストがかかりましたね。   ケンタ 喧嘩もしたね。秀康がクールでよかった…。   四方八方から連絡が来たり、いろんなことがギリギリまで決まらなかったり、とにかく規模が大きいと予想もつかないハプニングがたくさん。   普通は、大枠の方針が決まって、具体的な行動に落とし込んでいくんだけど、もう全てが同時進行。   よく間に合ったな。   まあ、そもそも依頼された時に想定していた規模の約10倍だったんだよね。   あと、僕の反省として、準備の段階で、出展するアーティストさんに、思うように情報伝達ができず、不安にさせてしまった点。   顔が見えない状況で、もっと安心して、のびのびと展示をしていただける環境づくりが出来ていればなと思うことが心残りです。   秀康 規模が大きいと、全員の熱量が一致しないことも、スムーズに進まない要因ですね。まだないものを創造する過程だったので、誰も実際に現場を見ていない、想像ができないという点で、皆さんを引っ張っていくのはなかなか大変でした。   ーそんな怒涛の数ヶ月間を経て、会期を迎えてどうでしたか?   ケンタ とにかく、会期中にもどんどんあの場が醸成されていくのを肌身で感じた。お客様の熱量もそうだし、それを支えるスタッフの皆さん。   主役ではなかったかもしれないけれど、本当に凄かった。   写真展は、作品だけでは成り立たなくて、その場にいるアーティスト、スタッフの人柄、迎えようという心意気があって決まるよ。   実際に、今回の写真展でのスタッフの皆さんは、初日こそ緊張していたけれど、日を追うごとに、一人で来ているお客様に積極的に話しかけたり、もっとこうしたら喜んでもらえるんじゃないかとオペレーションの改善をしてくれたり、きっと作品だけでは到底成り立たなかった場の雰囲気をつくってくれた。   秀康 僕はもう会期中ヘロヘロでしたが、いろんな人に助けてもらいました。「作品」と「もてなしの心」の両輪があって初めて成り立つんだなと身に沁みて実感できました。   ケンタ せっかく繋がったこの輪がどんどん広がっていってくれたら本当に嬉しいです。皆さん、ありがとうございました。   Writer:東 Photographer:コハラタケル Illustrator:伊藤
花火の撮り方をフォトグラファーから直接学ぼう【初心者向け】

花火の撮り方をフォトグラファーから直接学ぼう【初心者向け】

2019.07.09
いよいよ、花火シーズンの到来! 花火撮影は夏の風物詩として、依然高い人気を誇っています。   しかし、実際に撮影してみると、意外と夜の撮影は難しく、構図も一定になりがち。   たかが花火、されど花火。 今回、この記事を通して、「自分だけの花火写真」を撮影できるお手伝いができると幸いです。   今回は、プロフォトグラファーの別所隆弘さん(@takahiro_bessho)にご協力をいただきました。   打ち上げ花火の撮影は、スマホ撮影とカメラでの撮影に大別できますが、今回は、技術の必要な、カメラでの撮影について解説していきます。   まずは撮るシーンをイメージし、射出点からの距離を検討しよう これからは花火の撮り方を学ぶにあたって、重要なのは、”どういうシーンで撮るのか”ということです。 これが違うだけで、必要な機材、機材の選び方など全てが変わってきます。   【短距離】土手など近くから花火を撮影する 花火大会に行って撮影する場合。花火単体だけでなく、ポートレートとして、花火を背景にする場合も含まれます。 【中距離】家から見える花火を撮影する お家の屋上や、庭、展望台やビルから撮影する場合です。距離としては、肉眼で花火が楽しめるくらいと考えるのがいいでしょう。スマホ撮影ならこの距離が限界でしょう。 【長距離】山に登って風景と共に花火を撮影する 実際に山に登って、撮影する場合です。この場合、もっとも重視したいポイントは、”機動性”と"安全性"です。   花火撮影の基本 花火撮影をする際に重要なポイントは3つあります。 ■ 三脚は必須 一番重要と言っても過言ではないのが、"三脚"です。 三脚はたくさん種類があって、値段もピンからキリまでありますが、5千円以下で買えるもの、1万円代くらいのもの、3万円以上のものと分けるとします。   値段の違いは、素材、強度、大きさ、重さ、で変わります。   もちろん、「素材はカーボン、強度は高く、コンパクトで、軽いもの」は理想ですが、全て揃ったものだと5万円以上と高額になります。   まずは、距離を目安に、どういったものが自分に合っているかを選んでみましょう。 また、使用頻度により必要な強度も変わります。 年に4-5回程度しか使用しないのであれば、強度をそこまで気にする必要はありません。   短距離:短距離の場合は、目線より上にある花火を撮影することが多くなるので、”雲台(カメラを設置する部分)の角度”を意識しましょう。また、雲台の可変角度が広くても、耐重量が低いと固定が難しいので、ご自身のカメラの重量と照らし合わせてみてください。 中距離:意外と三脚選びで迷うのは、この中距離です。この距離で撮影する場合が一番選択肢が多いので、まずは2千円くらいで買えるものをお試しで使ってみるのも悪くないでしょう。最低限、耐重量、高さの調節、収納時のコンパクトさなどを意識しておけば、失敗しにくいです。 長距離:山に登って撮る場合は、"トラベラー三脚”がおすすめです。山登りは体力を消耗するので、できるだけ機動性が高いものを選んでおきましょう。    ■ 基本的にピントは射出点に合わせる はじめは、大きい花開いている部分全体にボヤっとピントを合わせたくなりますが、射出点を狙ってピントを合わせます。 そうすることで、迫力や立体感のある花火を表現することができます。 なんだかのっぺりとした写真になりがちだなという場合は射出点を意識しましょう。   ■ マニュアルフォーカス(MF)で撮影する 花火は基本的にオートフォーカスでは撮影できません。 周りが暗くピントが合いづらいので、花火大会が始まって最初のうちは、ピント合わせのための試し撮りをする感覚で撮影してみてください。   撮影の手順 では、機材がそろったら、具体的に撮影の手順を踏んでいきましょう。   ■ 場所を確保しよう 場所の確保をしましょう。 有名な花火大会だと、3日前から場所取りが始まることもあるのだそう。 また、撮影時は、周囲の人の迷惑にならないように、気を使うことも忘れずに。 <h3>カメラのモード設定はB(バルブ)がおすすめ</h3> カメラの機種によっても異なりますが、B(バルブ)モード上がる場合はこちらを使いましょう。 ない場合は、M(マニュアル)モードで代用します。   ■ 露出設定時のISOは最も低い値に設定しよう ISO感度は100(ない場合は200など最小値に設定)に固定し、F値を変えて調整します。 素朴でシンプルな花火であればF8~11、後半に近づくにつれ盛り上がる、明るめの花火ならF16~22くらいで調整します。   ちなみに、シャッタースピードはあまり関係なく、基本的にはISOとF値で決まると覚えておいてください。 花火が散る際の軌跡や写したい花火の個数に影響しますが、少し上級者向けです。   ■ 三脚に固定 では、三脚に固定していきましょう。   打ち上げ場所からの距離が近ければ近いほど、縦構図の方が迫力のある写真を演出しやすいです。   ■ 撮影開始 余裕を持って撮影に挑みましょう。   短くても30分以上ある花火大会が多いため、最初の5分は、調整のために使ってしまってOKです。   もっと詳しく花火の撮り方を知りたい、編集方法も気になる、という方は、こちらの動画を参考にしてみてください。   「打ち上げ花火、近くから撮るか遠くから撮るか?」今期の花火シーズンの前に絶対見たい動画   花火写真:まだ見ぬ光を求めて 編集動画 動画講座     【動画に出でくる花火写真:花火大会名前】     ※トークショーの中で名前が出てきたもののみ記載   超近い(焦点距離10mm-14mm程度)撮影 新潟県 長岡まつり大花火大会 山梨県 神明の花火 山形県 赤川花火大会 愛知県 豊田おいでんまつり花火大会 熊本県 やつしろ全国花火競技大会 長野県 長野えびす講煙火大会 大阪府 教祖祭PL花火芸術   近い、多分 広島県 宮島水中花火大会 愛知県 名港水上芸術花火 三重県 熊野大花火大会 兵庫県 みなとこうべ海上花火大会   ちょっと離れてみた 兵庫県 みなとこうべ海上花火大会 広島県 広島みなと夢花火大会 愛知県 豊田おいでんまつり花火大会 滋賀県 びわ湖大花火大会   思い切って離れてみた 広島県 広島みなと夢花火大会 滋賀県 彦根大花火大会 滋賀県 びわ湖大花火大会 新潟県 長岡まつり大花火大会   WITH YOU(何かと一緒に撮る) 東京都 東京湾大華火祭 長崎県 ハウステンボス花火 山梨県 河口湖冬花火 三重県 花火大競演 愛媛県 三津浜花火大会 奈良県 若草山焼き 佐賀県 九州花火大会 大阪府 教祖祭PL花火芸術 山口県 関門海峡花火大会 広島県 宮島水中花火大会 静岡県 安倍川花火大会 新潟県 片貝まつり大花火大会 広島県 広島みなと夢花火大会 長野県 常総きぬ川花火大会 兵庫県 猪名川花火大会
データで振り返るCURBON写真展

データで振り返るCURBON写真展

2019.06.20
CURBONでは、2019年5月19日から27日、西武渋谷店にて写真展「 THE STORY 」を開催いたしました。   すでに開催から約1か月、ご参加くださったみなさんにも、写真展を通じたストーリーが生まれていると嬉しいです。   「写真展を開催して終わり」ではなく、振り返りを通してさらにお楽しみいただけますと幸いです。 写真展に関する記事は全3回に分けてテーマごとに更新します。 第1回目は・・・「データで振り返るCURBON写真展」です。  ー気になる総来場者数は「約1万人」     9日間で約1万人ものお客様に来場いただきました。   インスタグラム経由でイベントを知ってくださった方はもちろん、お客様からの口コミ、西武渋谷内の広告をきっかけに来場など、普段、CRUBONや写真に関わっていない方にも来場いただくことができました。   これも関係者の皆様のつながりがくれた奇跡だと思います。   また、日本全国からの参加者はもちろん海外からのお客様も見受けられ、SNSのすごさを思い知らされました。   会期中に何度も足を運んでくださる方もおり、なんと皆勤賞だったという学生さんも…!   SNS上では、○万人というフォロワー数を抱える方もたくさんいらっしゃいますが、それは単なる数字ではなく、応援してくださるひとりひとりの方々なんだなと改めて時間することができました。   -#シブセイCURBON写真展 #私が紡ぐ物語 総投稿数は「15,381件」     ハッシュタグに投稿された写真の合計数です。   遠方にお住まいで、会期中に足を運べなかったという方ともつながりを感じられたのがこの企画でした。   今回の展示では、こちらのハッシュタグを活用して、一般のお客様から「物語性のある写真」を公募しました。   会期中、選ばれた方々の写真はインスタレーションコーナーに展示され、ひとりひひとりの想いが詰まった空間となりました。   -参加アーティストの合計フォロワー数「500万人」     何と言ってもSNSの力を感じさせられたのがこちらの総フォロワー数です。   500万人というと東京の人口の半分弱。   たくさんの方に応援していただき、改めて、'フォロワー’とは何かを考えさせられる機会になりました。   -CURBON写真展の目玉コンテンツ、トークショーの開催数「14回」     当初予定されていたトークショーは9回。   「写真展をもっとお楽しみいただきたい」との思いから、追加で5回、合計14回のトークショーを開催しました。   普段、画面越しに見ているあの人…。   Instagramでは聞けない苦悩や葛藤、どういった背景があり写真を撮っているのか、知れば知るほどますます写真が好きになるエピソードがたくさん。   暗い写真を撮っている人は、普段は実はとても明るいあの人だったり、ポップな写真を撮っているあの人は実はとても繊細な人だったり。   意外な側面を垣間見ることができました。   一人一人の個性があふれ、デジタル上のつながりでは見えなかった親しみやすい一面や深い考え方など、ますますファンになった方も多いのではないでしょうか?   -トークショー人気ランキング   最後に大盛況だったトークショーを少し振り返ってみたいと思います。   1位 武井さん「写真で思いつく限り全てが変わった話」       最終日、言うまでもなくダントツの来場者数だったのが、CURBON代表武井のトークショーでした。   立ち見席も溢れるほどのお客様でいっぱいのなか、CURBONを立ち上げた経緯や写真展を開催するまでの8か月間を振り返りました。   前日にとったアンケート参考に2つのトピックでトークショーが進みました。   展示でも注目を集めた「水中写真の裏話」と「CURBONに関する会社の話」。   トークショーの途中からは、高橋伸哉さんも登壇し、CURBON立ち上げ当初のお話や写真に対する想いを抜群の掛け合いで展開。   2位 Yohei Sawamuraさん×酒井貴弘さん「SNSポートレート」     Instagram上でポートレートを撮影している方なら知らない人はいないであろう人気者のお2人が登壇。   「いい写真」と「いいねな写真」という興味深いテーマから始まり、お二人が写真を始めたきっかけ、今後フリーで活動していくことへの意気込みなどを語ってくださいました。   Yohei Sawamuraさんの夢、「スマブラのキャラクターになること」は会場の笑いを誘い、かっこいい写真が多い彼の写真とは裏腹に、親しみやすい一面が垣間見られました。   フォトスタジオに勤めながらInstagramでも活動をするという酒井さんは、スタジオに来るお客様に求められる写真とInstagramでいいねがつきやすい写真の違いをプロの視点で考察。   Instagramを始めた当初と今を比べて、自分の中での変化などをお互いに笑いを交えながらお話ししてくださいました。   3位 コハラタケルさん×さらちゃん「ざつだん」     「なんでもないただの道が好き」でおなじみのコハラタケルさんと「女子高生フォトグラファー」のさらちゃん。   こちらは、来場者の方限定でお二人の写真つきで、さらに抽選によるランチ券が当たるという豪華なトークショーでした。   お互いに対する質問を書いた紙をお客様に引いてもらうスタイルで、真面目な質問とクスッと笑える質問で構成されていました。   いくつも歳が離れているのに、さらちゃんのことを師匠と呼ぶコハラさんからは、写真に対する真摯さ、人と丁寧に向き合う姿勢が感じられました。   反対に天真爛漫に見えるさらちゃんは、実は内なるものを秘めていて、彼女が「思い出写真」と呼ぶ高校での日常生活をあえて展示に選んだ理由も語ってくれました。   最後はランチ券の抽選会、トークショー後にお2人とそのままランチにいけるというプレゼントが当たりました。   いかがでしたでしょうか?   写真展に参加してくださった方もそうでない方も、会場の雰囲気が伝わっていると幸いです。   写真展を振り返るシリーズは、全3回にわたり連載予定です。   次回の連載はあのお2人の対談記事です。   お楽しみに Writer:東 Illustrator:伊藤
Lightroomのプリセットをアプリ(モバイル版)に同期する方法

Lightroomのプリセットをアプリ(モバイル版)に同期する方法

2019.05.31
「Lightroomのプリセットをスマホに同期したい。」   デスクトップ版を使用しているけれど、いまいちスマホ版を使いこなせていないという方は必見です。   Lightroom CCのプリセットをモバイル版に同期する方法 下記3点を用意するだけで、あとは自動で同期されます。   Lightroomモバイルでプリセットを同期するために用意するもの ・Adobe Creative Cloudのアカウント(Lightroomをインストールする際に登録します) ・デスクトップ版 Lightroom ・スマホやタブレットとLightroomモバイル版アプリ(iOS,Android可)   プリセットが同期されるまでの手順 ①デスクトップ版Lightroomにプリセットを読み込みます。 Lightroomプリセットの読み込み方法はこちら   ②Lightroomモバイル版を開きます。   これだけで自動的にインストールされています。   Lightroomモバイルで同期されたプリセットの確認方法      メニューボタンの「プリセット」から、ユーザープリセットを選ぶと同期されたプリセットが表示されます。 しかし、開いても自動的にインストールされないという事例がいくつか報告されています。   インストールされない場合は、以下のポイントをチェックしてみてください。  Lightroomプリセットが同期されない場合のチェックポイント □デスクトップ版、モバイル版ともにAdobeアカウントにログインされていますか? □Wi-Fi環境で作業していますか? →設定によりWi-Fiに接続されていないと同期されない場合があります。 □充電は十分ですか? →充電が少なかったり、低電力モードになっていたりすると同期されない可能性があります。   ※注意事項:買い切りのLightroom(Lightroom6など)は対応していません。月額課金制のプランへの加入が必要です。   さらに詳しくLightroomモバイルの利用方法を知りたい方はこちらも併せてご覧ください。Lightroomをスマホで使う方法と使用上の注意点 – CURBON
Lightroomをスマホで使う方法と使用上の注意点

Lightroomをスマホで使う方法と使用上の注意点

2019.04.21
「PCは苦手だからスマホで編集してみたい。」 写真を始めたばかりの頃は、撮影することに精一杯で、編集(レタッチ)は難しいと感じている方も多いのではないでしょうか? でも、スマホ版Lightroomなら、本格的な編集も、アプリひとつで完結させることができます。 ※2022年6月17日更新 Lightroomがついに動画編集に対応!動画もお好みのプリセットで彩ろう。   ▼Lightroomとは? Lightroomは、写真を編集・管理するソフトウェアです。現在、大きく分けて2つ、Lightroom ClassicとLightroomの2種類が存在します。 【PC】Lightroom Classicとは Lightroom Classicは、デスクトップ向けのソフトウェアです。 細かい設定ができるため本格的にレタッチをする場合はこちらを使うことが多いです。 【PC/スマホ/タブレット】Lightroomとは LightroomはPCとスマホアプリで使用することが可能です。 Lightroomはクラウド上で管理されているため、インターネット環境がないところでは一部機能が制限されてしまいます。 スマホアプリは、Lightroomモバイルと呼ぶことで区別します。   引用:Adobe公式ページ     もう少し詳しく解説することもできますが、今回は割愛し、スマホで利用出来るLightroomモバイルについてのみ解説していきます。   また、以下、文中では、誤用を避けるため、 ・Lightroom Classic:PCのみで利用可能なローカルストレージに保存するタイプ ・Lightroom:スマホやタブレットと連携可能でクラウド上にデータを保存できるタイプ ・Lightroomモバイル:スマホ版Lightroom として表記します。   ▼Lightroomモバイルを使用するメリット 様々な写真編集・加工用アプリがある中で「スマホで本格的に写真を編集したい」という方にはLightroomモバイルを利用するメリットがあります。 逆に、手軽に写真を加工したい場合は、操作が少し難しく、手間がかかるため他のアプリの方がいい場合もあります。 用途に合わせて使い分けてみてください。 Lightroomモバイルの利用料金は無料 スマホアプリでLightroomを利用する際の利用料金について解説していきます。スマホアプリで利用する場合は、基本的に「無料」で利用することができます。ただし、パソコン等でLightroomを使用したい場合は、必然的に有料となります。パソコン版は有料プランしかないためです(無料体験版を除く)。Lightroomモバイルの使用の中でも、一部機能は有料版でのみ利用できるようになっているので、慣れてきたら有料プランも検討するといいかもしれません。 ▼Lightroomモバイルの基本操作  まずは、基本の操作方法をご説明します。 PC版を使っている方は、基本的な操作は全く同じです。Lightroom自体はじめてという方は一旦目を通してみてください。 写真の追加方法  まず、右下のアルバムのアイコンをタップするとスマホ内にある写真をLightroomモバイルに追加することができます。 すでに同期されている場合は四角で囲まれたすべての写真をタップすると写真が表示されます。       編集後の写真の保存方法 右上にある四角と矢印のボタン→カメラロールに保存。 保存は2ステップで完了します。          ▼編集機能の説明 ここでは、具体的な編集機能について解説しています。 簡単に編集できるプリセット機能と細かく編集するための機能を覚えると、初心者の方でも簡単に編集することができます。  細かい設定がありすぎてわからないという方のために、頻繁に使う機能のみ優先的に記載しているので、まずは上の方から使ってみてください。 ▼プリセット プリセットとは、「事前に準備された」という意味を持ち、最初から色味などを調整してくれているフィルターのようなものです。 画面下部にある「事前設定」というボタンをタップするとさまざまなプリセットが表示されます。 初期の時点でここに入っているのは、Adobe公式が取り扱っているプリセットです。 プリセットはとても便利な反面、写真によって明るすぎたり暗すぎたり、色がちょっと変になってしまったりという場合があります。 そんな時は、次の項目で説明する操作方法で、微調整をしてみてください。       ▼ライト   露光量 全体的な明るさを変えるためのものです。 右側にスライドさせると明るくなり、左側にスライドさせると暗くなります。 コントラスト 明るいところと暗いところの差です。 プラスにするとはっきりくっきりした仕上がりになり、マイナスにするとふんわりとした雰囲気になります。 ハイライト・シャドウ ・明るい部分だけ暗くしたい時(ハイライト) ・暗い部分だけ明るくしたい時(シャドウ) に活躍します。 白レベル・黒レベル ハイライト・シャドウによく似ていますが、より白い部分、黒い部分を強調できる機能と考えてください。   ▼カラー   WB ホワイトバランスといって、ベースになる白の色味のことを指します。 白といっても温かみのある白や青っぽい白があり、撮影するものや撮影時の天候により同じ設定でも映り方が変わります。 色温度 全体的な色味を暖色系、寒色系に変化させることができます。 プラスにすると温かみのあるオレンジっぽい色、マイナスにするとクリアな青っぽい色味になります。 あまりかけすぎると、肌が変な色になってしまったり、ご飯が美味しくなさそうな色になってしまうこともあるので注意しながら使いましょう。 色かぶり補正 稀に光の入り方で、ピンクっぽい、または緑っぽい写真が撮れることがあります。 逆の色味に振ることで本来の色味の調整することができます。 また、草原など、緑の色を強調したい時にも使えます。 自然な彩度・彩度 文字通り写真の鮮やかさを調整する機能です。 違いは、彩度は全体的な色を強調しますが、自然な彩度は、既に彩度が高いところ以外を調節することが可能です。     ▼Lightroomモバイル使用上の注意点 Lightroomモバイルは、PC版と比べていくつか機能に制限があるため、スマホ版単体で使う方は以下の点を考慮しておきましょう。   新しくプリセットをインストールする場合は、基本的にPC版での読み込みが必要 xmpファイルのプリセットは、 PC版( Lightroom Classic / Lightroom)でしかダウンロードすることができません。 Lightroomモバイルにはもともと内蔵されているプリセットがありますが、新たに購入した“xmpファイルの”プリセットを読み込む場合は、PC版をダウンロードすることが必要になります。 スマホでのプリセット利用はDNGファイルのみ CURBONでは、スマホでも使えるモバイル版プリセットをご用意しています。※xmpファイルは上記のように、モバイル版では読み込むことができません。そのため、別途ご用意しているDNGファイルでのご提供となります。 【使用の流れ】 ①「モバイル版」「スマホ版」と書かれたプリセットを購入②メールが届く③メールに記載されているURLからプリセット(画像)をダウンロード④Lightroomモバイルのアプリをダウンロード⑤Lightroomモバイルのアプリを使用し、プリセットを登録   ▼プリセットの販売はこちらから ▼Lightroomモバイルを使ってのプリセット登録の説明詳細はこちらhttps://www.curbon.jp/pages/lightroom#sp   Lightroomモバイル単体ではクラウド管理ができない PC版を利用していない場合は、クラウド管理ができません。 スマホの容量に依存するため、あまりスマホの容量がない方は、PC版でクラウドの保存容量(20GB~)を購入することをおすすめします。 無料の場合は機能に一部制限がある 無料の場合は、一部機能が使用できません。 例えば、写真内の汚れを消すことができる「修正ブラシ」や「マスク」の機能です。 また、RAW写真の現像はできません。カメラでは「JPEG」保存をしている人や、スマホで撮影した写真を編集するのに使いたい人には問題ありませんが、より自由に編集したいと思った時には少し不便です。   ▼もっと便利に使うならPC版に挑戦してみよう 有料でPC版を使用するのにはいくつかのメリットがあります。 (1)PCで作業できるので、大きい画面で操作できるため、繊細な表現ができるようになるなど、編集の幅が広がる。 (2)Lightroom classicでは、Lightroomにない編集機能があり、より高度な編集が行える。 (3)クラウドで同期できるため、ファイル読み込みの手間が省ける。写真の整理もできる。 (4)有料にすれば、Photoshopもついてくる。(Adobeの「フォトプラン」登録で) Lightroomは無料体験版もあります。まだPC版を使ったことがないという方はぜひインストールしてみましょう。   ▼まとめ 難しいPC操作が苦手な方も簡単に使える Lightroomモバイルは無料で使える PC版を使用するメリットはたくさんある  ▼詳しく編集のことを学びたいあなたに CURBONでは写真編集を学ぶことができるe-Learning動画や写真教室があります。   (1)スマホ1つで完全完結 写真編集 動画講座   詳しくスマホでの編集の仕方を知りたい方におすすめ。 Lightroomモバイルや、そのほかにスマホで使えるアプリを使っての編集をお伝えしているe-Learning動画です。       (2)初心者向け写真編集教室「Lightroom基本講座」(全4回)   Lightroom classicを使用して必要な基本機能をすべて学ぶことができます。スマホ版と共通の項目も多いため、機能を使いこなしたいと思っている方にもおすすめ。         (3)Lightroomを使った5枚の写真編集   フォトグラファーのコハラタケルさんが5枚の写真をLightroom classicで編集します。 編集で個性を表現したい方におすすめです。         これらのe-Learning動画は、サブスク型の写真の学び場「CURBON+」で視聴できます! CURBON+の詳細はこちらからご覧ください。  
Kodak Portra 400をイベント限定パッケージで販売します!!!

Kodak Portra 400をイベント限定パッケージで販売します!!!

2019.04.19
みなさまこんにちは!今回写真展の企画・運営をしております鈴木秀康(ひでやす)です。 写真展まであと1ヶ月!ということでこちらで写真展の情報を更新していくことにしました!👏 気になる方はぜひチェックしてくださいね…!!!😋   「そもそも「Kodak Portra 400」とは?」   さて、今回は本日4月17日から期間限定で予約販売された「Kodak Portra 400」を紹介します!   アメリカに本社を構えるフィルムメーカー企業「Kodak(コダック)」が発売する写真用フィルムです。 自然な色合いと、柔らかなトーンが特徴。特にブルーが爽やかに表現されます。 特に女性のポートレートの撮影や風景写真において、優しい雰囲気を出せると評判です。   今回出展するアーティストも多く使用しているんですよ!   川原和之さんのPortra400を使用した作品  HaruさんのPortra400を使用した作品 高橋伸哉さんのPortra400を使用した作品 AKIPIN さんのPortra400を使用した作品 「人気フィルムが魅力的な価格かつオリジナルパッケージ!?」   そんな「Kodak Portra 400」が今回の写真展限定で、非常に魅力的な価格で販売いたします! これだけでもすごいのに、しかもオリジナルパッケージなんです!!     これは本当に魅力的すぎます。。。   「数量限定!お早めにお買い求めを!」   4月17日から21日まで、数量限定での販売です! 日常からたくさん使われる方は買い溜めして損はないし、 好きなアーティストのパッケージを観賞用と2つ買ってもいいし…。 わくわくしますね!   イベントの詳細やご購入はコチラから! ▷ https://www.curbon.jp/pages/shibusei-curbon   それでは、引き続きお楽しみに! ーーー 【開催概要】 「THE STORY~500万人と紡ぐ写真の世界~」 この度、西武渋谷店にて5月19日(日)よりCURBON写真展を開催します。 累計フォロワー数500万人を超える60名のアーティストにご出展いただき、「写真文化」をより多くの人々に広めるための機会を創出する場とします。また、今回の写真展では、展示作品の鑑賞にとどまらず、より写真の魅力を身近に感じていただくため、この会場でしか手に入らない限定品販売やイベントを実施いたします。   ◎開催日時:2019年5月19日(日) 〜 27日(月) 午前10時〜午後9時(終日) ◎会場:西武渋谷モヴィーダ館 6階,7階 ◎入場料:500円※ 物販の事前予約や当日に物販をご購入された方々は無料   #curbonjp #私が紡ぐ物語 #シブセイCURBON写真展 Writer:鈴木秀康