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日本で撮った写真に、Opriscoさんのプリセットを使ってみた!

【写真に想い巡らす月 #2 】山本勇夢

【写真に想い巡らす月 #2 】山本勇夢

2022.06.08
  6月1日は「写真の日」。日本で初めて写真が撮影された日です。 CURBONでは、そんな「写真の日」から始まる1ヶ月を、皆さんにとって改めて「写真に想い巡らす月」にしていただきたいと考え、特別な連載をお届けしています。   写真家4名に、「写真への想い」と大切な1枚をご紹介いただきます。 2人目は、熊本を拠点に活動される写真家の山本勇夢さんです。     『お守り』    この度、CURBONさんから写真の日に合わせて「写真への想い」を書いてほしいとお話をいただいた。熊本で写真を撮りながら生活している僕に大変嬉しいお声がけだった。しかし、どうしてしまったものか。書けども書けども進まない。提出期限は明日、原稿用紙は真っ白。別に写真が嫌いなわけではない。むしろ好きだ。好きだからこそ写真でご飯を食べている。ただこうやって自分の言葉で表現することが苦手で、だからこそ写真を撮っているのだと思う。昔から文章を書くことは苦手で、唯一、小学生のとき俳句大会で入選したことを今でも覚えているほどだ。そんな調子だから、もちろん日記なんてものも書いたことはない。ただ、いま思えば、日記を書くようなイメージで写真を撮っているのだと思う。日記を遡るのと同じように、数年前の写真を見ては「この時もいいなあ」と思わせてくれる。かっこいいことや上手いことは言えないけれど、写真はそんな自分と同じ歩幅で居続けてくれる。等身大の自分を記録してくれる。それでも、写真だけではなく言葉にしてみたい。と思い書いている。昨日、家の庭の手入れをした。まだ夜の冷たさが残る朝早い時間から昼過ぎまで。もくもくと手入れをした。その庭が今、この机から覗いて見える。花たちは風になびいていて、蝶が2匹飛んできた。悩むこちらとは正反対に、太陽にあたった緑は眩しいくらいに光っている。僕は綺麗だなと思って写真を撮った。撮り始めてしまった。フィルムを巻き上げてシャッターを切る。なんと心地良い動作だろうか。庭先の緑の瑞々しさや、体に残る筋肉痛でさえも記録しておこうと思ったのかもしれない。   目の前に見えているものを残したい、忘れたくない、といういかにも自分勝手で人間的な想いがある。それは少年のようにワクワクする好奇心と、「綺麗だな」「かっこいいな」とか、そんな単純な気持ちだ。それを自分らしく表現できるのが写真だった。僕は自分を表現することが苦手だ。できることなら、自分の想いは自分の中にとどめておきたい。それでも写真なら自分を表現してみたいと思える。自分が見ている世界、信じられるものはこれなんだと、自分自身に確かめる意味も込めて写真を撮る。それは写真が自由でいられるからなんだと思う。写真は撮る人はもちろん見る人も自由で、人それぞれの捉え方ができる。この写真はこう見なければいけないとか、正解はこれだとか。たとえ撮影者がそんな意味を込めたとしても、見る人はそのすべてを汲み取ることはできないと思う。自由な見え方ができるからこそ、撮影者が見た世界とは違う、別の世界を見たり思い出したりすることができる。だからこそ写真は面白くて奥深い。撮る人と見る人、お互いが自由でいられるところが僕には居心地が良くて、それならば写真で表現したいと思った。ただなんとなく「いいな」「綺麗だな」とか。そんな単純な気持ちでさえも表現できる写真が楽しくて、好きで、今も続けている。いいなと思うことは日々少しずつ更新されていくし、価値観も変化していく。当時はなんとも思わなかった写真が時間を経て、じわっときたりする。だからこそ今、この瞬間を写真に記録しておきたい。それがいつか自分自身を救ってくれるから。        PHOTOGRAPHER PROFILE 山本勇夢1995年 熊本県出身、在住。スタジオ・ラボにて写真業務を経験後、2019年に独立。熊本・九州を拠点に、人物や風景、暮らしの記録など様々な撮影を行う。2020年 熊本で個展「ほのめく」を開催。2022年 東京で個展「黒の星」を開催。HP:yamamotoisamu.comInstagram:@isamu__yamamotoTwitter:@Ism23bn    【連載記事】 [ #1 ]【写真に想い巡らす月 #1 】川原和之 [ #3 ]【写真に想い巡らす月 #3 】AKIPIN  [ #4 ] 【写真に想い巡らす月 #4 】古性のち   〈「CURBON+」をご存知ですか? 〉 CURBON+とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。>> CURBON+ について詳しくみる  
わたしの推し◯◯ #01 「本」

わたしの推し◯◯ #01 「本」

2022.06.04
  「わたしの推し〇〇」は、0(オ)4(シ)の日として毎月4日に、CURBONメンバーが選ぶ推しのモノをご紹介させていただく企画です。 この企画で、みなさまと新しいモノの出会い、新しい世界とつながるきっかけになれればと思っております!       初回のテーマは「本」です。CURBONメンバーが「わたしの推しブック」を選びました! おすすめする本の種類は文庫本に限らずアートブックなどの作品集を含めたものをご紹介しておりますので、小説とかは少し苦手・・・という方も楽しんでいただける内容になっております! それでは是非ご覧ください^^     蒼井優写真集「ダンデライオン」 蒼井 優 (著), 高橋ヨーコ (写真)   Amazon   カメラマン高橋ヨーコ撮影の蒼井優の写真集。旅行先は極寒のロシア。マネージャーの同行もなく、蒼井優、高橋ヨーコ、タンナイミサ(スタイリスト)の女3人旅が実現しました。シベリア鉄道に乗ったり、現地の家を訪問したり、凍った川の上を歩いたり...シベリアの荘厳な風景の中に切り取られた蒼井優は、透明感と芯の強さをあわせもつ彼女の魅力がダイレクトにあらわれ、息を飲むような美しさをみせています(ちなみに、今作も全ページすっぴんです)。旅の思い出を綴ったデジカメ日記も収録し、ちょっぴり大人になった蒼井優の魅力が最大限に詰まった決定版写真集です。引用:蒼井優写真集 「ダンデライオン」 大型本 – 2007/9/28   ココが好き! 装丁は高級感があり立派な写真集を所持している!という実感を持たせてくれつつ、中のページは手に馴染みの良いめくりやすい紙質で何度も見返したくなります。女性3人だけで旅をしていることによって、もともとナチュラルな蒼井優さんのもっと素の表情だったり立ち振る舞いが写っている、この空気感が飽きなくて好きです。1番のお気に入りは、夜に電車の窓際で突っ伏しながらこちらを見ている写真です。最後あたりに、蒼井優さんの言葉とちょっとした写真の日記もあるのですが、全く背伸びしない文と図がなんとも言えない感じで好き。知らない土地へ旅がしてみたいな、と思わせてくれる一冊です。(CURBONメンバー・K)         「ROCKIN'ON JAPAN 1995年9月号」   Amazon   スピッツのすべて マサムネの世界全解剖、バンド・ヒストリー、完全ディスコグラフィー、新作にして最高傑作「ハチミツ」に先駆け、初の総力巻頭特集!(目次より)全46ページ。引用:ロッキング・オン・ジャパン 1995年 09 月号 [雑誌] – 1999/1/1    ココが好き! 「私が一番見返してる好きな本」で選んだのがこの1冊です。自分が生まれる前に刊行された雑誌。「1995年」が私の中で憧れの時代で、当時の音楽やカルチャーを青春に生きた人がかっこよくて羨ましくもあって。ミュージシャンのインタビュー記事や写真を通して、タイムスリップして少しだけ同じ時代を過ごしてる体感ができるのがお気に入りです。大好きなスピッツが巻頭デビューしたのもこの号で、当時の音楽観や思想が覗けるのも貴重です。その中で『現実も見つめながら、虫の鳴き声とか月の満ち欠けを気にするような__人間は生き物なんだからそんな可愛い人生を生きなきゃね』というインタビューの会話の中でマサムネさんが残した言葉がすごくお気に入りで、いつもお守りみたいに心に留めています。忙しい日々でも自然の移ろいに趣を感じて、小さいものに感動して、そんな可愛い年月を残したいと思ったのも日常で写真を撮るきっかけになりました。(CURBONメンバー・S)         「今石洋之の世界」 今石洋之   TRIGGER   アニメーターであり、演出家であり、監督である今石洋之の初の展覧会『今石洋之の世界』を凝縮した、『今石洋之の世界展 公式図録』がいよいよ発売! 国内外の多くのファンに鮮烈な印象を与えてきた氏の四半世紀に渡るこれまでの仕事を振り返り、その創作活動の原動力は何なのか、作品を通して伝えたいメッセージは何なのか、今石洋之とは一体何なのか、類い稀なる人物像に迫り紐解く一冊となっています。引用:今石洋之の世界展 公式図録    ココが好き! 好きなアニメーターさんの画集|設定資料|絵コンテ集です。僕自身が設定を色々考えて写真や作品をつくったりすることが好きなので、他人の制作資料ってすごく読むの面白い。実際に世に出たイラストなどよりも、明らかに設定資料などの方が情報量が多いところに熱を感じる。アイディア出しの時のボツ案もたくさん描いてあって、「実はこの作品はあっちの作品のボツ案から生まれた」みたいなことがわかるとロマンを感じる。特に、まったく世に出ないような細か〜〜〜いところまで設定としては書き込まれているところに感動しました。「主人公は最終的にはこういう夢を実はもっている(全く本編で語られない)から、この場面ではこういう選択をするんじゃないか」という、逆算指標になるらしい。こういう情熱的なものづくりに憧れています。(CURBONメンバー・S)         「ダカフェ日記」 森友治   Amazon   幸福感あふれる大人気ブログが写真集に!夫婦ふたり、子どもふたりと犬一匹。どこにでもあるような家族の日常に起こる、小さな幸せの瞬間を楽しい&美しい写真と文で綴っている大人気ブログが写真集になりました。幸せな気分になれる一冊!引用:ダカフェ日記 大型本 – 2007/7/5   ココが好き! ダカフェ日記を最初に知ったのはブログでした。奥様と、2人の子ども達と、そしてワンちゃん達と。その様子をほんの少しだけ引いた、でも間違いなく優しくあたたかな眼差しで撮影された写真たち。ぜんぶの写真にユーモア溢れるクスッと笑える一言が添えられています。森家の写真はいつだって、おうちの中か近所の公園やさんぽ道。その気取らなさが、何気ない日常こそに残したい大切な瞬間は溢れているのだということを教えてくれます。続編も含めた3冊を通したそれぞれの成長を、まるで家族の一員かのように感じる事ができる。そんなぬくもりがあり、アルバムのように定期的に見返したくなる写真集です。(CURBONメンバー・K)       「ハルとミナ」 濱田英明   Amazon   「彼らを撮影していると、ふと幼い頃の自分かのような錯覚が起こることがある。それは、まるで僕自身がふたたび人生を生き直しているさまを間近で眺めているような不思議な感覚だった。」――『ハルとミナ Haru and Mina』は、2人の子どもたちが生まれてから写真を撮り続ける濱田英明による日本で初めての写真集です。ここには、何でもない日々を生きる、ありのままの彼らの姿が収められています。引用:ハルとミナ 単行本 – 2014/10/5    ココが好き! 同じ2児の父として、こんな写真を残せたらと、強く思います。子ども達と一緒に過ごした場所や空気感、匂い、音、その全てがありのまま思い出せるようなお写真達で、その撮影過程も、それを奥さんや家族で見返すプロセスも含めて、こちらが勝手に想像し、共感を覚える本です。手が届きそうで届かない距離感で撮影されている写真達からは、子どもの危なっかしさについつい手や口を出したくなる感情を、成長のために見守る親の姿勢みたいなものが想像され、自らの生活に置き換えて考えさせられます。いつかの日か登場するお子さん達が、「こんな瞬間を切り取れるほど、自分たちのことを見てくれていたんだな。」と写真を通して感じる日が来るであろうことを想像すると、良質な映画を見たような気分になりますし、やっぱり写真って良いなと思います。(CURBONメンバー・K)       「東京」 中野 正貴   Amazon   変貌を続ける世界都市「東京」。2020年オリンピックの舞台となるこの大都市を、鋭い感性と巧みな空間把握で30年余にわたり撮影し続ける中野正貴は、誰もいない東京の姿を写した『TOKYO NOBODY』、ビルや民家の窓から垣間見たシュールな『東京窓景』、川を漂い水上を浮遊する都市像を捉えた『TOKYO FLOAT』などを発表し話題となります。本書は“東京三部作”といわれる代表作と、それらを発展させた新作・未発表作や本書用に編成された意欲作「TOKYO TOWER」を含む集大成写真集。8×10など大型カメラで巨大都市の変わりゆく表情を独自の視点でとらえた「東京」をご覧いただけます。引用:東京 単行本 – 2019/11/10   ココが好き! 写真を初めて、最初に写真を撮りにいきたいと思った地元以外の場所が東京でした。そんな人は案外多いかもしれません。東京といえば、東京タワーが見える景色や、銀座の歩行者天国、渋谷のスクランブル交差点などそんな情景を思い浮かべる人が多いのかもしれませんが、この写真集は、これも東京、これが東京、もしかすると誰も知らない東京が映し出されているのではないかと思えるものでした。僕の想像していた東京は、東京であれど、誰かが作った東京っぽさのある、違った何かかもしれない、そんな事を考えながら、何度も見返したくなるすごく魅力のある一冊だと感じています。(CURBONメンバー・O)       「グッドサイド」 奥山由之   蔦屋書店   雑誌"SWITCH"2019.Vol37では写真家"奥山由之"特集が組まれ、特集内では平野紗季子氏との新婚旅行がコンタクトシートで公開されました。本作はその新婚旅行時に撮影された写真で構成されています。フランスのEditions Bessardから出版され、国内の流通数は限られています。表紙はブルーとピンクの2種類ですべてにサイン入りのタイプCプリントが付属しています。引用:The Good Side (BLUE) 奥山由之 写真集   ココが好き! 奥山由之さんご夫婦の新婚旅行がテーマの写真集です。プライベートな写真は「思い出」になりやすいですが、この写真集はオランダのデザイナーに構成をお願いしていることで「写真集」として成り立っているところがポイント。奥山さんご自身も「不確かなもの」をテーマに据えていると話しており、新鮮な一冊となっています。プライベートなテーマにも関わらずアート性を感じ、それでいてあたたかい印象を受けるこの写真集は、たびたび読みたくなるお気に入り。写真集内にはコンタクトシートも含まれており、読んで楽しめるだけでなく学びのあるところも好きなポイントです。(CURBONメンバー・S)       「軍艦島 全景」 Oproject   三才ブックス   廃墟と化した海上炭鉱都市・軍艦島の姿を克明に記録した史上初のオールカラー軍艦島ビジュアル書籍!1974年の閉山後、廃墟と化した海上炭鉱都市・軍艦島。鉄筋コンクリート建築の耐用年数を遥かに越えて残存する巨大なアパート群をはじめ、謎に包まれた鉱業所エリア、崩落の危機に瀕する地下施設など、圧倒的な存在感を放つ建築群で埋め尽くされた島内は、まさに「廃墟の聖地」です。その衝撃的な姿を、現在の画像を中心に過去の写真も織り交ぜて徹底紹介! 軍艦島の全貌がここに明らかになります。引用:軍艦島 全景    ココが好き! 思えば私の写真の原点です。九州生まれですが、学生の私には「端島」通称「軍艦島」という存在事態を知らなかったのですが、学生の頃に市の図書館でこの本と出会いました。中の写真は人が映ってないのに、人が生活を営んでいた音が聞こえてくるような気がします。廃墟は基本的に管理もされず、経年劣化でさらに形がなくなっていきますが、カメラで捉えたその写真は、朽ちずに残っていくんだとハッとしました。そんな軍艦島だけの魅力がぎっしり詰まったこの本は大人になって買った時に言葉では何とも言い表せない気持ちになりました。(CURBONメンバー・M)       「男鹿和雄画集Ⅱ」 男鹿和雄  Amazon   スタジオジブリ作品を支えたアニメーション美術監督・男鹿和雄による待望の画集、第二弾!本書には、美術監督を務めた「もののけ姫」「平成狸合戦ぽんぽこ」を中心に「耳をすませば」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」などの背景画、美術ボード、美術設定などを多数収録。同じくスタジオジブリで美術監督を務めた田中直哉との対談や、本書カバーイラストのメイキングなどを元に、アニメーション背景美術がいかにして描かれたのかを詳細にひもといた画集であり、「技法」と「表現」に迫った、類を見ない技法書。次世代に伝えたい貴重な一冊となっている。引用:男鹿和雄画集II (ジブリTHE ARTシリーズ) 大型本 – 2005/9/22   ココが好き! ジブリ映画の背景を長年描いてきた男鹿和雄さんの画集。私が中学1年生のときに家族で『男鹿和雄展』に立ち寄り、帰り際にお父さんが購入したものです。展示品を見たとき、「こんな細かい絵、人が描けるの!?」と感銘を受けて、家に帰っても画集をずっと眺めていたことを覚えています。そこから12年、この画集のことも展示会のことも忘れていたのですが、昨年ふと思い出し「昔行ったジブリ展示会もう1回行きたいな」と思っていたら、帰省時、何も言っていないのに「そういやお前、これいるか?」とお父さんがこの画集をくれました。たまたま12年越しに思い出し、そのタイミングで私の元に来たことも考えると、この画集とは運命的なものも感じます。癒されたいとき、疲れたとき、たまに見て感銘を受けては「私も頑張ろう」と思っています。(CURBONメンバー・S)       「眺め」 みなはむ  コ本や-web shop   「日々」に続く、男子2人の日常シーンを描いたもの。 一緒に旅して、海を眺めたり、土地のおいしいもの食べたり夜コンビニに行ってみたり…何げないけど、表情や仕草が愛しくなる瞬間を捉えたような捉えたイラストを21作品を収録しています。引用:みなはむ「眺め」   ココが好き! 大学時代に出会ってから漫画と絵画の中間のような表現に惹かれ、ずっと追いかけている絵描きさんの画集です。この画集は、男の子ふたりが旅行に行くシーンを描いたイラストが掲載されています。夜の海の暗さや日常シーンの中に潜む美しさが描かれていて、仲の良い友達や恋人と一緒にいる時のような安心感があります。寝る前に部屋に一人で篭って読むのが好きです。(CURBONメンバー・I)       いかがでしたでしょうか? CURBONメンバーがお気に入りの一冊を推しポイントとともに、ご紹介いたしました!気になる本などありましたら、ぜひ見てみてくださいね! 次回もお楽しみに〜!   おすすめ記事   わたしの推し◯◯ #02「音楽アーティスト」    〈「CURBON+」をご存知ですか? 〉 CURBON+とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。>> CURBON+ について詳しくみる  
【写真に想い巡らす月 #1 】川原和之

【写真に想い巡らす月 #1 】川原和之

2022.06.01
  6月1日は「写真の日」。日本で初めて写真が撮影された日です。 CURBONでは、そんな「写真の日」から始まる1ヶ月を、皆さんにとって改めて「写真に想い巡らす月」にしていただきたいと考え、特別連載をスタート!   写真家4名に、「写真への想い」と大切な1枚をご紹介いただきます。 1人目は、あたたかな視点で家族を撮影する川原和之さんです。     『寄り添う指が紡ぐ時間の記憶』    祖母と娘の手を見つめていた。 手というのはいろんな仕事をするから、その人の歴史は手に現れる。 内職の針仕事を長年続けてきた祖母の親指は少し変形し、毎日畑仕事を続けてきた手は、血管が浮き出て、赤黒く日焼けしていて、爪の間には土が残っている。働き者のしわだらけの手。 僕の記憶のはじまりを意識的に遡ってみても、しわだらけの祖母の手の画像しか浮かび上がってこない。僕が娘の歳ぐらいのときは、祖母は50歳過ぎだったわけで、おそらくしわしわの手ではなかったと思うのだけれど、祖母の手を思い浮かべるとしわしわの手しかイメージできないのは不思議なものだ。 僕が大学を卒業する頃まで、祖母は浴衣などの着物を縫う内職をしていた。昼間は畑仕事、夜は和裁の内職をするのが常だった。和裁の仕事をする部屋はミシンの灯りだけが灯っていて、部屋には色とりどりの生地が散乱し、その足元に当時飼っていた犬が寝ていた。毎日徹夜して働いて1番多くもらった給料の明細書を大事にしまっていて、「あんたより稼いどるやろ?」と笑った祖母の顔が懐かしい。 今では和裁の仕事はやめてしまったため、その内職をしていた部屋には大きな足踏みミシンはなく、祖母の足元に寝ていた犬もいない。畳の部屋に似つかわしくないロココ調のソファーに座ってぼんやりと大音量でTV見ている祖母がいる。 9歳の娘と一緒に祖母が住む実家を訪ねたときのこと。娘がひとりでポータブルゲームに興じているのを祖母が見ていると、突然あやとりをやろうと提案し、祖母は内職をしていた部屋から赤い毛糸を持ってきた。 あやとりをした事がなかった娘は、祖母にあやとりのとり方を教えてもらいながら、2人あやとりが始まった。 「これが川で、こうすると田んぼになって、こんな風にすると舟になる」と説明する祖母。 はじめはぎごちなかった娘の手つきも5分ほど経つと慣れてきて、手際よく祖母の手からあやとりをとれるようになっていった。     「ひいばあちゃんは子供の時こんな遊びしていたの?」 「あぁ、そうだよ。何もない時代だったからね。」 「へぇー、ひいばあちゃんが子どもの時を想像できないや。」 こんな会話を聞きながら、僕はこの写真を撮った。 祖母が娘に何かを伝え、教えてくれる時間は、僕が1番写真に残そうと思うときだ。この瞬間を撮ることを何より大切にして、今まで10年以上撮り続けてきた。 カメラを構えて、フォーカスを合わせ、シャッターを切り、フィルムに光を投射する、そのわずかな時間。 僕は、祖母と娘の寄り添いあった手がなんだか花みたいだなと思った。ただそんな風に思った。 しばらくして現像した写真を手に取ると、写真の中の2人のあやとりは未完成なままであることに気づいた。 撮っていたのは2人があやとりを作り上げる途中経過であったことがわかると、それはそれでよかったように感じた。途中だからこそ、この先を想像することができるからだ。 どんな近い未来でも、どんな小さな未来であっても、その先に続きがあることに僕は希望を感じる。 写真は残酷なまでに「今」しか写せない。 でも、そんな写真を見ながら、過去や未来を想うことができるのが写真の力だと思う。 大切な人の「今」を撮りにいこう。小さな未来に希望を託しながら。        PHOTOGRAPHER PROFILE 川原 和之1983年生まれ、富山県在住。祖父母の写真を撮り始めたことをきっかけに独学で写真を学び、現在も世代を超えた家族の関係性をテーマとした写真作品を制作している。Instagram:@kazuyukikawaharaTwitter:@kazkawahara    【連載記事】 [ #2 ]【写真に想い巡らす月 #2 】山本勇夢 [ #3 ]【写真に想い巡らす月 #3 】AKIPIN  [ #4 ] 【写真に想い巡らす月 #4 】古性のち    〈「CURBON+」をご存知ですか? 〉 CURBON+とは、サブスク型のあたらしい写真の学び場です。会員登録をしていただくと、写真教室やe-learning動画、トークショーなどが参加・視聴し放題!写真についての知識・技術を多方面から身につけることができます。>> CURBON+ について詳しくみる  
「#私がつくるKodakポスター フォトコンテスト」結果発表

「#私がつくるKodakポスター フォトコンテスト」結果発表

2021.10.24
  2021年9月11日(土)-10月10日(日)にKodak Professional Japan×CURBON『#私がつくるKodakポスター フォトコンテスト』を開催いたしました!当コンテストは、「Kodak Professional 」公式ロゴを使用し、自分だけのオリジナルポスターを作るコンテストとなっております。 コンテスト概要はこちら  写真のクオリティは勿論、ポスターとしてのデザイン性やキャッチコピーなど様々な角度でキラリと光るセンスを魅せてくれた素敵な作品の数々が多く寄せられました。 応募総数は実に約2,000件を優に超える結果となった本コンテストですが、その中から選び抜かれた受賞作品を発表させていただきます。 受賞者の皆さまにはKodak Professional JapanよりKodakフィルムを贈呈させていただきます。  特別審査員のご紹介     受賞者の皆さまおめでとうございます。 ご応募くださった皆さま、本当にありがとうございました!   Kodak賞 1名 フィルム100本プレゼント kusa mochiさん  川原さんコメント センチメンタルな湯気がすべて。特別な瞬間や感動的な光景を捉えた作品ではないが、薄暗いキッチンに朝(夕方?)の光が差し込むキッチンの上の一杯のうどんの湯気にとても情緒を感じる。ポスターとしてのデザインも秀逸で、日常の中で写真を撮ることの楽しみを感じる作品。 特別審査員賞 1名 フィルム30本プレゼント れなさん 川原さんコメント 生まれたての赤ちゃんの大きな口と小さな手から生命力を感じる写真。丁寧にシャッターを切ったことが伝わり、そこに添えられた言葉からは写真に残せたことの親としての喜びや切実さが伝わってきて、とても琴線に触れました。「写真に残された過去の光景が、歳月を超えてその時の気持ちを想起させてくれる」という、写真の根源的な力を伝えてくれる表現力あるポスターだと思います。 優秀賞 3名 フィルム20本プレゼント ソ連さん 川原さんコメント 椅子の「静」と人の「動」。普段意識しない真上から捉えた面白い構図と、高感度フィルムの粒子感がマッチしていて、モノクロ写真としての面白さを効果的に引き立てている。フィルム写真には、撮る行為だけでなく、撮った後の現像やプリントの暗室作業も含めて、デジタルにはない楽しみ方がある。作者自身が面白い瞬間を見つけてシャッターを切ったことと、足早にその場を去る男性に現像作業へのワクワク感が投影されていること、写真に対する二重構造の視点がポスターで表現されていると考えると、一癖あるユーモラスなテキストがじわじわと効いてくる。     kaori.n.goさん  川原さんコメント 幼い少女の小ささとウルトラマンの大きさの対比とポーズのシンクロが面白い作品。シャッターが閉まった商店や奥に写りこむ軽トラ、少女のセーラー服など、ノスタルジックな要素がちりばめられていることで、一枚の写真から物語を想像できる作品だと思いました。     Swimmyさん  川原さんコメント 写真と詩を組み合わせて8枚のポスターを一連の作品として表現した点は応募作品の中でも異彩を放っていました。澄んだ青と白の透明感ある写真から薄暗い部屋で口紅を引く写真へと、振り幅ある写真が展開されていく中で、独自の世界観を作り上げていると感じました。     入賞 35名 フィルム10本プレゼント   タナカさん     やんばる たけおさん     nuiさん     白水 桃花さん      まどべさん     ぞちさん     shota.さん     sirene.さん      tommyさん     27さん      元柏まさき@マサックさん     Nobutomo Muraiさん       深翠さん     t o y a m a ïさん     utaさん     平井 もえさん        Riki Fujitaさん     Kota Shinozakiさん       hanayanさん         眞中よるさん     524___tmhrさん     chiyoさん     Hanako Aoi / 碧 花子さん       kazukiさん     Reiyaさん     Tetsuさん     W I N G Y I Nさん     yumi hattoriさん     ごま。さん     ごろさん     サトウユキさん     しぐれそうさん     まぁゆさん       しげ.comさん     ragangatorieさん     たくさんのご応募、本当にありがとうございました!        
写真を彩るLightroomプリセットをフォトグラファーがシャッフル!

写真を彩るLightroomプリセットをフォトグラファーがシャッフル!

2021.07.01
誰でも簡単に写真がエモくなる!「Lightroomプリセット」をご存知でしょうか? 今回紹介するLightroomプリセットを使用すれば、憧れのフォトグラファーの写真の色味を手に入れることができます! また、実際プリセットを買ったはいいものの、使い方がわからなかったり、どんな写真に使っていいのかわからないですよね。 そこでCURBONからLightroomプリセットを発売しているフォトグラファーに2人1組でお互いのプリセットを使用してもらい、みなさまに具体的な使い方を見て使い方を知ろう!という企画です。 この企画を通して、ワンタッチで日常写真を一味違ったものに変えたり、プリセットを使ってフォトグラファーとしての表現の幅を広げることができます。プリセットはただ使うだけのものではありません。パラメータを研究したり、じぶん好みに応用してSNSで埋もれないオリジナリティを生み出すためのツールとしてもお使いいただけます。   すぐに作例が見たい方はこちら! CURBONプリセットとは? CURBONが提供するLightroomプリセットはフォトグラファーを中心として販売を行なってきました。総販売数15,000個以上のプリセットが、様々なフォトグラファーの手に渡っています。 あなたの感性に合わせてプリセットをうまく使いこなして今の自分を超える作品を作っていくことができます。 フォトグラファーシャッフル この企画で取り上げるフォトグラファーは「宵月 絃」さんと「茶々」さんです! おふたりともTwitterでは多大な人気を誇っております。宵月さんはお花や月の儚い写真が魅力的で、茶々さんは自家製の料理を撮影したテーブルフォトが魅力的になっています! おふたりがお互いのプリセットを用いて、自分の写真をアレンジされています。 宵月 絃 Twitter : @__yoii_to 四季の記憶を綴るように好きを集めては写している、何処にでもいる花好きのひとり。透明感のある写真が特徴的で、生花だけではなく、自身でドライフラワーも作りながら撮影しSNSに公開している。 Twitterのフォロワー数は5.7万人以上 茶々 Twitter : @Haya_chi25 秋田在住の休日フォトグラファー。普段は会社員。2018年から写真活動開始。心を動かす深みのある風景写真と料理写真を得意として撮っている。Instagramでは喫茶「茶々屋」として料理の写真をメインに投稿。 Twitterのフォロワー数は2.7万人以上 使用プリセット Flower's Collection - 宵月絃 - 宵月絃 Lightroom プリセット 「Flower's Collection」 透明感のある光を操り花写真を得意とされるアーティスト宵月絃さんのオリジナルプリセットです。 室内や室外さまざまな季節の雰囲気に合わせた優しいテイストから落ち着きのあるしっとりと深い青色の雰囲気まで揃えた他に類を見ない花プリセットになってます。 おすすめのシチュエーション:花・空・水・ガラス・海・夏 詳細はこちらへ Collection Kissa - 茶々 - 茶々 Lightroom プリセット 「Collection Kissa」 美味しさをそそり深みのある料理写真を得意とされるアーティスト茶々さんのプリセットです。 何処か懐かしい趣と味わいのある色味と陰の深み、どんなお写真でもたちまち美味しそうな写真に仕上がります。ちょっとした記録の料理写真を綺麗に残しておきたい、料理以外の小物にも当てたいという人にも使える万能なプリセットとなっています。 おすすめのシチュエーション:料理・スイーツ・小物・雑貨・室内・冬 詳細はこちらへ フォトグラファー作例 実際に宵月さんと茶々さんにお互いのプリセットを使用してもらい、どうプリセットを活かしたのかをお聞きしました! プリセットの使い方は人それぞれ。フォトグラファー本人以外が使用するとどうなるのかをご覧ください! 宵月 絃 × 「Collection Kissa」 プリセットをあてた後、明瞭度とかすみの除去を同じくらいの数値でプラスにし、少し暗めだったのでシャドウと露光量も気持ちプラスに。全体的な露光量をあげてしまうと使用した写真の状況が窓越しの光で白飛びしやすいため、足りない明るさはトーンカーブで右側の明るさだけを持ち上げました。最後に瞳の色の色相を全体の色味に合うようマイナスにして調整してみました。はじめての雰囲気になったのですが、なんだか外国風な猫ちゃんになったみたいで個人的にお気に入りの写真になりました。 プリセットをあてた後に露光量と明瞭度をプラスにし、全体の雰囲気を決めました。時間帯は夕暮れの温かみを含んだ色だったので、少しだけ数値を触るだけでもイメージに近いレタッチが出来ました。元々が温かみを感じるプリセットなのですが、今回は木陰の下に咲いていた紫陽花で影になっている部分も多かったので寒色寄りにしたく、色温度をマイナスにして調整してみました。逆光でのレタッチに毎回悩むので、仕上がった色味はとても勉強になりました。 プリセットをあてた後、木漏れ日による光ボケ部分を強調したかったので明瞭度とかすみの除去をプラスに。植物の緑色は、元々のプリセットの緑の色相と彩度がマイナスになっているので、自然な色を出すためにプラス寄りに。全体的な明るさを出すため、少しだけ露光量をあげたあと、色温度を寒色側に少しだけ調整してみました。夕暮れ時の強い光を抑えながらも、温もりを感じるような温度感に仕上がりました。 詳細はこちらへ プリセットをあてた時、全体的に暖色系に変わったので色温度を少しだけマイナスにもっていきました。その時に食べ物の色も変わってしまうだろうかと思ったのですが食べ物自体の色は変わらず、それ以外の空間や雰囲気が落ち着いた色合いになり、全体的なイメージにしっくりとまとまってくれました。午後の光を利用して撮ったはちみつもとても美味しそうに。 茶々さんのお写真は食べ物がメインなので、色んな料理の場面に使うことができそうだと感じました。 こちらはプリセットをあてただけで何も調整していないものになります。色んな写真にあててみている中で、とても温かみのある色が特徴的だと感じたので、夕暮れ時の空に合うのではないかと思い使用してみました。実際にあててみると、マジックアワーの時間帯のグラデーションにぴったり見たままに近く、自然な空の色を引き出してくれたと感じています。 プリセットをあてるだけでも好みの雰囲気に変わったのですが、少し日陰になっていたりネモフィラ自体が青みのあるお花だったので、それに合わせて全体の色温度を少しだけマイナスにしました。明瞭度とかすみの除去を同じくらいの数値で少しだけプラスに。葉っぱの色をもう少し出したかったので、元々マイナスにしてある色相と彩度を様子を見ながらプラス寄りにして調整しました。光が少ない場面でもお花の質感をだせるのはとても楽しかったです。 詳細はこちらへ 茶々 × 「Flower's Collection」 紫陽花の憂鬱 プリセットの名前にもなっている紫陽花の写真に当ててみました。ピンク紫の花びらはハイライトが入り、ポップで可愛らしい色味に。葉はこっくりとして印象的な緑色になりました。プリセットを当てた後は露光量のみ調整をしました。お花がより可愛くなります! 夕日が沈んだ直後の空に当ててみました。元々が彩度低めの群青色でしたが、鮮やかででも落ち着きのある青に。夕方の空なので露光量はあまり上げず、ほぼプリセットを当てただけの状態です。グラデーションの部分も綺麗に仕上がりました。空の写真に当てても楽しめるプリセットだなと感じました! 日中、雨上がりに撮った写真に当ててみましたが、改めて緑色がとても綺麗に仕上がるプリセットだなと感じます。いい意味で非現実的で、どこかメルヘンチックな印象を抱きます。雨の雫なども透明感が出るので、そういった写真にもおすすめです! 詳細はこちらへ 月とあお 群青色の写真にプリセットを当てました。濃いめの青が明るい水色になり、少し重めの印象が軽やかで可愛らしい印象に。露光量を少し上げて白っぽい部分をより純白にすることで幻想的な雰囲気になりました。こちらは露光量のみの調節でバッチリきまってしまったことに感動…! 秋めいた暖色系の写真にプリセットを当ててみましたが、ガラリと印象が変わりました。全体的に優しいエメラルドグリーンが広がります。影などの暗い部分も少し青みがかり、さわやかな印象になりました。木々や葉など、緑系が入った写真にもよく合うプリセットだなと感じます! 朝、室内で撮った写真に当ててみました。窓から入る柔らかな光が清涼感あふれ、スッキリとした印象に。レタッチはプリセットを当てた後で露光量を上げ、シャドウと黒レベルを少しマイナスにして、コントラストを少しプラスにしました。優しい雰囲気の中にメリハリが生まれます。 詳細はこちらへ 他にも使用された作例を少しだけ! Flower's Collection - 宵月絃 - Collection Kissa - 茶々 - Lightroomプリセットで自分の写真に彩りを 普段の自分の写真ではできない表現をフォトグラファーのプリセットを使用すると実現できます! 宵月さんのような儚く、淡い写真を表現してみたい人茶々さんのようなお洒落でしっとりとした写真を表現してみたい人 また自分の表現の幅をもっと広げたいと思っている人はぜひご購入ください! プリセットの詳細はこちらから! 宵月絃 Lightroom プリセット 「Flower's Collection」 茶々 Lightroom プリセット 「Collection Kissa」
フォトコンテスト #超えるぞ2021  結果発表

フォトコンテスト #超えるぞ2021 結果発表

2021.01.23
2020年12月26日~2021年01月14日に、新年初の大型フォトコンテスト #超えるぞ2021 を開催しました。 皆様の素敵なお写真の投稿ありがとうございました。5600件を超える中から選ばれた作品を発表させていただきます。受賞者の皆さまおめでとうございます。   「#超えるぞ2021」とは   誰しもにとって、思いもかけない1年となった2020年。  「写真を撮る」を取り巻く状況も、大きく変わり、 戸惑った人も多かったと思います。  けれど、私たちはそれでも「写真を撮りたい」と感じていたし、 もちろん、来年からも撮り続けたい――。 「#超えるぞ2021」は、 2020年を超え、2021年をよりよく過ごすための、決意表明。 写真文化を愛する多くのカメラメーカーさんにもご協力いただき、 誰しもが写真に想いを込め、SNSで抱負を語り合える空間をつくります。 遠く離れていても、隣にはいなくても。 抱負を添えたお気に入り写真の投稿、お待ちしています。 募集期間 2020.12/26~2021.01.14 応募方法 「#超えるぞ2021」をつけて投稿 (Twitter または Instagram) ※投稿枚数、投稿回数には制限ございません。  スペシャル審査員 大林 直行さん   結果発表 皆様の素敵なお写真の投稿ありがとうございました。 5600件のご投稿の中から選りすぐりの作品を 発表させていただきます。受賞者の皆さまおめでとうございます。   グランプリ 1名  ATSUYA MORIOKA さん   Canon様より Canonカメラ機材1ヶ月レンタル券をプレゼント   Kodak様より Portra400 フィルムを10本をプレゼント  CURBONより CURBON TOURS 無料ご招待チケットをプレゼント   審査員特別賞 1名 akira さん 富士フイルム様より 1.  "チェキ" instax SQUARE SQ1フィルム20枚セット 2. ワンダーフォトショップ様よりハーフプリント200枚 アルバム セット をプレゼント   CURBON by...より お好きな商品3万円(税込) (CURBON by...は2021年春に新商品を発売予定)  をプレゼント また、今回のコンテストは、グランプリ、審査員特別賞以外にも協賛企業様より各賞の授与と豪華商品のプレゼントがございます。   協賛賞   富士フイルム賞 計2名 Yu Hashimoto さん ・富士フイルム特別賞 1名 1. ”チェキ”instax SQUARE SQ6 フィルム20枚セット 2. ワンダーフォトショップ様よりハーフプリント200枚 アルバム セット をプレゼント ・富士フイルム賞 1名 青 さん ワンダーフォトショップ様よりハーフプリント200枚 アルバム セット をプレゼント   Canon賞 計3名 ・Canon iNS PiC賞 2名  BoysMama さん ayukawa さん インスタントカメラプリンターiNSPiC ZV-123 (パールホワイト) をプレゼント    ・Canon iNS PiC rec賞 1名 青 さん デジタルカメラ iNSPiC REC FV-100 (グレー) をプレゼント Adobe Stock賞 3名 DAICHI さん   toma_cheeseさん akiraさん  CC Photo Planの年間サブスクリプション 3名様にプレゼント    Kodak賞 1名 平末健人 さん Portra 160 フィルム10本をプレゼント     GooPass賞 計4名  GooPass特別賞 1名   aomei*yumi さん (1か月間100%OFF)有効期限1年 をプレゼント   GooPass賞 3名 maki さん   0 さん tommy さん   2万円分のクーポン3本(1か月間) をプレゼント   CURBON賞 1名 山本 勇夢 さん   CURBON by...より お好きな商品1点 (CURBON by...は2021年春に新商品を発売予定)  をプレゼント また受賞者様で受賞作品をfotomotiにてレシピを投稿してくださったみなさまに  fotomotiより  キャンバストートバッグ ハンザ・キヤノンモデルをプレゼント。       ※受賞者の皆さまにはCURBON公式アカウントからご連絡させていただきます。
NICO STOPオンラインフェス2020に参加しよう!!

NICO STOPオンラインフェス2020に参加しよう!!

2020.06.03
2020年6月13日に、CURBONもご協力させていただいております、ニコンイメージングジャパンの運営する、NICO STOPが一周年を迎えます。そこでこの度、一周年を記念し皆様と一緒に楽しめるライブ配信イベント「NICO STOPオンラインフェス2020」を開催いたします! 内容 NICO STOPで撮影および記事を執筆いただいているフォトグラファーによるライブ配信イベントを行います。写真に対する思いや撮影の裏話を語っていただいたり、物撮りを撮影している様子を中継したり、読者の方から投稿いただいた写真を即興でレタッチいただくなど楽しいコンテンツが盛りだくさんです。 ※NICO STOPフェスの詳しい内容につきましてはこちらからご覧いただけます。   開催日時 2020年6月13日(土)13:00-19:00 出演者 綾、嵐田大志、ENO SHOHKI、コハラタケル、酒井貴弘、澤村洋兵、nano、松浦稀、yasuka、yuki(敬称略、五十音順)   参加方法 ①NICO STOPのLINE公式アカウントを友達登録していただく ※LINEにて「NICO STOP」と検索しても登録可能です。 ②イベント当日、LINEにて視聴するためのURLをお送りしますので、アクセスしていただく ※参加費は無料です。入退室も自由ですので、お気軽にお楽しみください。 プレゼントキャンペーン開催!(応募期間:2020年5月29日~6月14日) イベントを記念して、特別なプレゼントキャンペーンを実施いたします!皆様の「この一年で一番心躍った瞬間」の写真を「#NICOSTOPフェス」をつけてSNSで投稿してください! 投稿してくださった方の中から10名様に、NICO STOPオリジナルTシャツをプレゼントいたします!また、選ばれた10人の方々はNICO STOPの記事で出演者の作品と一緒の記事で写真をご紹介させていただきます!!NICO STOPの公式SNSでもご紹介させていただきますので奮ってご応募ください!   募集要項 テーマ:「この一年で心躍った瞬間」 応募方法:TwitterもしくはInstagramにて、「#NICOSTOPフェス」を付けて投稿 撮影機材は問わず参加可能 何度投稿してもOK 賞品:NICO STOPオリジナルTシャツ(10名様)、NICO STOPの記事や公式SNSへの掲載 皆様の心のときめきや楽しさが伝わってくるような写真をお待ちしています!ぜひお気軽にご参加ください!   応募期間 2020年5月29日(金)0:00 ~ 6月14日(日)23:59 まで ※当選者には、6月下旬にNICO STOP公式アカウントからDM(ダイレクトメッセージ)をお送りいたします。   注意事項 当選者の方には、6月下旬にNICO STOP公式アカウントよりTwitterのDM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡させていただきます。メッセージ内に、ご連絡用のメールアドレスと詳細を記載いたしますので期限までにご返信ください。 当選者とのご連絡において、DM(ダイレクトメッセージ)で指定したメールアドレスに期限内にご連絡いただけなかった場合、また、複数のメールアドレスから連絡があった場合は、当選が無効となる可能性がありますのでご了承ください。 記事などでご紹介させていただく際は投稿者(投稿者のアカウント、ユーザーネーム)がわかる形で記載します。 ご投稿いただく作品に使用される著作物、肖像については、ご本人が著作権を有するもの、又は権利者から事前に使用承諾を得たものであるものとします。ご投稿いただく写真に関して万一問題が生じた場合は当事務局は責任を負いかねますことご了承ください。 写真をNICO STOPのサイトに掲載する際、掲載に耐えうる大きなデータサイズの写真をいただくため投稿者の方にご連絡させていただく場合があります。 NICO STOPアカウントをフォローされていない場合はDM(ダイレクトメッセージ)が送付できない場合がありますのでご注意ください。 当選権利はご本人に限られるものとし、第三者への譲渡・換金はできません。 本キャンペーンは個人のお客様が対象です。販売店・業者等による参加、および代行参加は無効となります。 当選者の個人情報は厳重に管理され、本キャンペーンに関するご連絡および賞品の発送並びに個人情報保護法等の法令に認められた範囲でのみ利用し、それ以外の目的では利用いたしません。当選者の個人情報は適切な安全対策のもと管理し、原則として応募者の同意なく第三者へ開示・提供いたしません。個人情報保護方針をご確認のうえご応募ください。 当選者は日本国内に在住し、国内郵便・宅配便の受け取りが可能な方に限らせていただきます。ご参加くださった方の中から抽選を行い、ご連絡させていただきます。
CURBONとWEAVEの連鎖拡げる、可能性の2020へ

CURBONとWEAVEの連鎖拡げる、可能性の2020へ

2020.02.12
 2020年1月18日、CURBONは2020年新年会「WEAVE」を開催しました。 新年会には、CURBON写真教室やアカデミーの生徒の皆さん、日本SNS写真界を代表する名だたるアーティストの方々、日頃CURBONの可能性を線で結んでくださる企業関係者様にお越しいただきました。 (写真)軽食を片手に交流を深める来場者の様子。     (写真)本年度新年会のメインビジュアル。   今年度の新年会テーマは「WEAVE」。 CURBONから人やチャレンジの連鎖が拡がっていくように、という願いが込められたその言葉には日本語で、「紡ぐ」「織り成す」という意味があります。 去る2019年、西武渋谷店にて行われた写真展「THE STORY」のイベントハッシュタグでもあった「#私が紡ぐ物語」の続編として、2020年は、CURBONに関わってくださる一人ひとりの紡いだ物語がより大きなムーヴメントになるように、事業を運営していくことを表現しています。   初対面同士の参加者が集い、少し緊張した空気の漂う会場を最初に盛り上げてくださったのは、現在急ブレイク中のアカペラグループ「Nagie Lane」。2019年大ヒットしたKing Gnuの「飛行艇」やオリジナル曲「Friday Night」で会場を沸き立たせました。 (写真)パフォーマンスでイベント会場をポップに彩るNagie Laneの皆さん。   (写真)メンバーのれいちょるさんは、CURBON写真教室のモデルとして登場してくださったこともあります。   レポーターである私自身も、5人の個性的な歌唱力やイベントコンセプトとも重なる完璧なハーモニーによる圧巻のパフォーマンスを満喫させていただきました。 Nagie Laneが送る、最高のBGMで熱気に満ちた会場では徐々に新しい交流が生まれてきました。 憧れていたアーティストさんに勇気を出して声をかけてみる参加者の方、他企業の担当者と写真業界の話に花を咲かせる方々、参加した写真教室での思い出を語り合う生徒さん方・・・色々なカタチのつながりが新年会の場で生まれている様子を目の当たりにして、日々CURBONを支えてくださっている人々の温かさを感じとりました。  (写真)CURBONが運営するアクセサリーブランド「CURBON by…」のブース。既にアイテムを愛用してくださっているという方も沢山いらっしゃいました。   宴の酣を彩るのは、参加者全員が楽しみにしていた抽選会です。今回、会場を盛り上げる為に、多くの企業様に景品を協賛していただきました。   写真好きなら誰でも喜ぶプレゼントが盛りだくさん!カメラブさんの提供する、カメラ機材レンタルし放題サービス「GooPass」の一ヶ月無料券を受け取ったアーティストさんは「これを機に新しい作品撮りに挑戦してみます」との意気込みを伝えました。   現在、CURBONとの共同プロジェクトがアツいKodakさんのFun Saver(レンズ付きフィルム)を当てたコハラタケルさんが早速その場でアイテムを開封すると、会場内から歓喜の声が沸き起こりました・・・流石カリスマ!  (写真)Kodakさんの景品を当てて笑顔を見せるコハラタケルさん。   その他、富士フイルムさんの大人気商品「スクエアチェキプリンター」や、CANONさんのお洒落なオリジナルトートバッグ、タムロンさんのレンズポーチ等、豪華尽くしな品揃えでした!まだ入手していない方は、是非、各企業ホームページでアイテムをご覧くださいね。   抽選会でまさかの番狂わせを果たしたのはEstes Lauderさんからのご協賛品。高級コスメやパフューム、ヘアケアセット等が提供されましたが、最初あまりにも男子の当選率が高くて会場内が笑いで満ち溢れました。    (写真)Estee Lauder担当者様が、抽選箱から引いた抽選券に記入された名前を読み上げる様子。     (写真)高級パフュームを当てて、ご満悦の女性参加者。   抽選会も終わり、新年会もお開きの時間となりました。 遠方からお越しいただいていた方も含め、集っていた人々がぽつぽつと散っていく様子を見ると、先程までの賑わいが少し恋しいような気持ちにもなりました。 また来年の新年会で、今までずっとCURBONを支えてくださった皆様と、そして新しくCURBONとの物語を紡いで下さる皆様とも会えるように、社員一同願っています!   (写真)左よりレポーターの櫻間えいる、アーティストの花柳のぞみさん。   《ご協力企業一覧》 エスティローダー 公式Instagram:@esteelauderjapan 公式Twitter: @EsteeLauder_JP   カメラブ株式会社 ホームページ:https://camelove.co.jp/   株式会社キヤノン 公式Instagram: @canon_eosm 公式Twitter: @Canon_mj   コダック アラリス ジャパン株式会社 公式Instagram: @kodakprofessional_jp 公式Twitter: @kodakpro_jp   株式会社タムロン 公式Instagram: @tamronjp 公式Twitter: @TamronJP   富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 公式Instagram: @fujifilmjp_x 公式Twitter: @FujifilmJP_PR
なんでもない日常に魔法をかけよう|Lightroomプリセット体験談

なんでもない日常に魔法をかけよう|Lightroomプリセット体験談

2019.11.22
いつもの道の木漏れ日、ふと見上げた空の青、ビルの隙間で感じた風、日常のふとした瞬間をもっと思い出に残したい。そんな願いをCURBONのLightroomプリセットで叶えませんか。   なんでもない日常に魔法をかけよう カメラ歴は長いけれど、レタッチが苦手。 わたしもそんな悩みを抱える一人でした。 撮れば撮るほどスランプに陥っている気がして、思ったような表現ができない。   そんな時に出合ったのが、 CURBONプリセットという選択肢でした。   これを使用してから、写真を撮ることはもちろん、レタッチをする時間が本当に楽しくなりました。 購入前と購入後の変化を実際の使用レポートをもとに紹介していきます。   表現の幅が広がり写真がもっと自由になった   ▼購入したプリセット jyota tomonori 「Pastel Collection」 こちらは、CURBONアーティストのjyota tomonoriさんのプリセットです。 フィルム風に特化したプリセットで、柔らかい光や空や海の青が綺麗に出ることが特徴です。何気ない日常を残すのにぴったりなコレクション。   ▼購入のきっかけと悩み きっかけ ・憧れのフォトグラファーに近付きたい! ・Lightroomのレタッチがうまくなりたい。   カメラ歴は長かったものの、初めはフィルムでしか写真を撮っていなかったこともあり、Lightroomのレタッチが苦手でした。もっと表現の幅を広げたいと思い、これを機に研究をしてみようという気持ちもありました。   また、4年ほど前からjyotaさんに憧れていたのですが、どうやったらこの写真みたいにきれいな青とフィルムの質感が出せるんだろうと試行錯誤していました。   Instagramの写真とPCを並べてレタッチをしてみるなど様々な試みをしていましたが独学だけでは上手くならず、今回、思い切ってプリセットを購入してようと思いました。  プリセットを使用する前の過去の作品   悩み ・実際に自分の写真に当てはまるのか不安。 ・レベルの高い撮影技術やいい機材が必要なんじゃないか?   実際に購入する前に少し不安もありました。 まず、プリセット自体を購入したことが無かったので、「本当にこれだけで好きな色味になるの?」という疑問です。 また、長年カメラには触れていたものの、自分の撮影技術や使用機材に自信がなかったので、購入に踏み切るのは少し勇気がいりました。    ▼Before/After   まず、Instagramのフィードで比べてみます。   Before   After まずは、明らかに色味が変化したことが分かると思います。 きれいな青を出せるようになったこと、フィルム風の質感が出せるようになったことが嬉しかったポイントです。   また、プリセットをかけるだけでもいいですが、さらに学びを深めるために、私の場合は、自分のプリセットと比較して研究しました。   CURBONのプリセットは、ただ写真がおしゃれになるだけではなく、アーティストが裏側で行っている調整などを知ることができました。購入前は少し高く感じていたものの、使用後はとても安いなという印象を受けました。   ▼使用後の変化 ・撮影に自信が持てるようになった。 ・色味の変化だけでなく気持ちに余裕ができたことで楽しく撮影ができるようになった。   さらに嬉しい変化がありました。   色味に自信がなかったため、撮る場所や構図が限られていたのですが、プリセットで表現の幅が広がったことにより、様々な背景や構図に挑戦することが増えました。   より自由に写真を撮れるようになったと感じています。   撮影中も思いっきり作品づくりをすることができるようになり、プリセットを購入してよかったなと思いました。 プリセットを使用する前の過去の作品 プリセットを使用した現在の作品   「写真って楽しい」を思い出させてくれたCURBONプリセット   色味が変わるだけで、こんなにも日常が鮮やかになるのかと驚きました。   近所にふらりとお散歩に行くことが楽しくなったり、ちょっと遠くにおでかけしたくなったり、写真を撮ることがわたしをたくさんの世界に連れ出してくれるようになりました。   プリセットをかけてみたら、改めて「写真って楽しい」という魔法にかけられてしまいました。 プリセットを使用した現在の作品   ▼アーティストからのメッセージ  "Pastel COLLECTIONパステルカラーとは色の種類で明確な色合いではなく、桜色や藤色のように白色が混ざった淡い色彩のことです。僕の写真は彼女と過ごしてきた純白純粋な青春の淡い思い出でその一瞬一瞬を写真に切り撮ったもので、その写真を編集したプリセットのためPastel COLLECTIONと名付けました。ぼくのプリセット使ってくださってありがとうございます!使った感想で、「写真が上手くなっと言われるようになった」や「写真を撮るのが楽しくなりました」などの感想をたくさん頂き本当に嬉しかったです。みなさんぼくよりもプリセットを使いこなしてて僕も負けてられないなと思いました!"   ▼CURBONプリセットの詳細はこちら。 jyota tomonori「Pastel Collection」   writer:東